母子家庭

第三話。


(なんだか韓流ドラマみたい？)


バツイチ子連れ…要は母子家庭である。


お局様は幼い頃に父親を交通事故で亡くし、母子家庭だったようだ。


バツイチ子連れも母子家庭。


「じゃあ、生活保護を受けていたの？」


この一言に、お局様の怒りのスイッチに火がついたようだ。



お局様の母親は看護婦をしながら３人の子供達を育て、無理がたたったのか50才の若さで病死したらしい。

バツイチ子連れは離婚。


あんな女と、私の母を一緒にしないで！
…と言ったところか？


同じ「母子家庭」と世間はみるのか、母子家庭同士で話が合うのでは？と二人を同じ仕事の担当にしたのだが、まったく合わなかった。

離婚して仕事をしながら厳しい生活をする母子家庭もあれば、


親の援助を受け、かなり裕福な母子家庭もあるからだ。


バツイチ達は口を揃える、安月給の男と結婚生活するなら１人のほうが気楽でいいわ～仕事もあるし。


……そう、思って頑張るしかないからこその発言なのだ。


そこで怒りを爆発させたのが、お局様。


「結婚してるほうが幸せに決まってるじゃない！」


旦那さんが転職したばかりで大変だったらしいのだ。

いつ、どんな発言が他人を不愉快にするとも限らないけど、あまりいちいち気にされても堪らない。。。



失言なら、笑って許せる器量を持ち合わせていたいものである。


「うちも色々と大変なんですよ」


大変です…なんて言っておくのが無難な世の中。


どこも今は厳しいですからね。とか。


実際、そんな世の中。


楽チンで、楽しくって、儲かって儲かって笑いがとまりませ～ん
なんて人も、きっといるんでしょうね(笑)


言葉だけでは、人は分からないものなのだ( ￣▽￣)