まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

平渓線に乗りに行く (台湾)

2006-08-06 01:13:43 | 鉄道風景
台湾の国鉄(台鉄)には3本の支線があります。
そのうちの1本、平渓線に乗ってきました。
台北から瑞芳というところまで行き、支線に乗り換えます。

さて、3両編成の電車に乗り込むと、席は7割方埋まっていましたが、
なんと運転席のすぐ横の特等席が空いていました。なんとラッキー!
その席は後ろのトイレと横の運転席にふさがれ、まるで独立した
コンパートメントのようになっているのです。座席は3人分くらい。
フロントガラスに張り付く!

デジカメをムービーにセットして、さあ出発。ドキドキ!
180度パノラマの車窓風景を楽しみながら、2つ目の駅に到着。
するとどこからともなく、首からカメラをぶら下げた若者たちが
そのコンパートメント状の席にどやどやと入り込んできた!
一目でわかる、鉄道マニアだ!!微笑んであいさつ。
そして駅を出発。ここでやっとわかった。今まで本線と併走してきた
支線がここから分岐、ここからがこの線の醍醐味なのだと!
単線の線路は卵型の暗いトンネルをいくつも抜け、転げ落ちそうな
断崖にへばりついて走り、細い細い鉄橋を渡る。うわぁ~、すごい!!
前面の窓から見てこそ味わえる感動の風景です。

ただ、悲しいかな、私のデジカメは古くムービーの書き込みにとんでもなく
時間がかかり、一番いい風景を録画できなかった・・・・
(・・・のでこの区間の風景写真は残念ながらありません)

終点の菁桐駅は日本統治時代の木造駅舎。ホームから1段低いところに
建っています。


こちらがホーム側。広い軒下のスペースが南国らしくていいですね~。
ペンキが塗り重ねられ丁寧に使われているようです。


この駅の周辺は数軒の小さなお土産物屋しかありません。
次の電車は1時間半後。何かないかと少し歩いたら、炭鉱時代に労働者の
宿舎となっていたらしき日本式家屋が数ヶ所残っていました。木造住宅
なのですが、シロアリ対策にタールが塗ってあるようです。臭い!
今も民宿として営業しているところもあり、「北海道民宿」などという
名前がついています。


カフェになっているところがあったので入りました。
・・・自分が今どこにいるのかを一瞬忘れさせる空間。
日本家屋ってやっぱり夏を過ごすには一番適しているな、と思わせる、
開放的な空間。
お茶はずいぶん高かったけど・・・


引き返して十分駅で途中下車。印象的なモダン駅舎です。
どの駅も改札なんてありません。


駅の手前あたりは線路に向けてお店が並んでいて楽しい雰囲気。
結構観光客が降りる駅です。線路がとっても近いですね。


さて、台湾シリーズはこの辺で終わりにします。
台湾は食べ物がおいしいし治安もよいので旅しやすい上、
温泉もある、大自然もある、建築もある、ローカル線もある、
マッサージもある、エビワンタンもある・・・・
いや~いいところですよ。是非行きましょう。

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