2019年10月、苫小牧からの続き。
苫小牧から新千歳空港へ移動する。もう帰るのか!?・・・いやいや、ここでレンタカーを借りる。
この時は楽天スーパーセールの1000円レンタカーを取っていたので、わざわざ空港までやってきたのだ。
空港でのレンタカー会社のワゴンによるピックアップは結構時間をロスするののだが(苦)・・・仕方ない。
10時ごろスタート、約1時間走って札幌郊外にある「北海道開拓の村」へやってきた。
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弘前では紅葉はまだちょっと早かったが、北海道はちょうどベストシーズン!!真っ赤に染まったカエデがお出迎え。
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ここは近代の北海道開拓に伴い各地に建てられた近代建築を移築再現してある広大な野外博物館。
1983年に開村してから現在までの37年間で52棟の建物が保存されている。
明治村と同じような施設であるが・・・実は私は、明治村をまだ見たことがない(爆)。
なぜかというと、建物はそれが建っている場所を含めて見たいという思いと、見るべき建物がたくさん集まっていると
絶対疲れてしまうという不安があるから(汗)。ここも一抹の不安を覚えたものの、中へ入ってみると、すごくよかった!!
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エントランスの建物は旧札幌停車場。前年火災で焼けた2代目駅舎に代わり1908(明治41)年に建てられた。
国鉄移管後の1952(昭和27)年に4代目駅舎が完成したことによりお役御免となった。
この建物は、正面外観を縮小して再現したものとか。実物はもっと大きかったのだな!
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ビジターセンターになっているのは、旧開拓使札幌本庁舎。1873(明治6)年、北海道開拓の最初期に建てられたのだな。
実物は火災により焼失したというのでこれも再現建物であるが、丁寧に作られている。
実用の用途で使うにはむしろその方が都合良いし、シンボリックな建物でお客を迎えるというのはとてもいいな。
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そして広々したメインストリートには馬車鉄道が走っているのも雰囲気を盛り上げるね!
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入口に近い市街地エリアは、3本の道が並行しており、官庁、商店、住宅、工場などがゆったりと建っている。
あぁどこから見て行こうか。。。ちょっと悩んだがやはり大外から(笑)
手宮駅長官舎は1880(明治13)年築。北海道初の鉄道、幌内鉄道の職員官舎として建てられた。
以前小樽で手宮線あたりをうろついたことがあり、廃線跡はとてもいい雰囲気で残っていた。
この建物があのあたりに建っていたんだな。。。
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敷石もその周辺から運んだものだろうな。
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小さな小さな建物だが、住居として居心地良さそうだった。
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開拓使爾志通洋造家。1878(明治11)年築。官舎として建てられたがすぐに払い下げられた。中は見ていないが畳敷きだとか。
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明治期の和洋併設、福士家住宅。
ここに住んだ福士成豊という人は、造船、通訳、気象観測、測量など幅広い分野で北海道開拓に貢献したそう。
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玄関のある表側が洋館で、後ろに和館がくっついている。和館の方はペイントされていないがこちらも下見板張り。
日本の家でも漁村など下見板張りのものは多いが、洋館の下見板張りとどう違うのか。ペイントや窓や軒裏などはもちろん違うのだが、
ぱっと見の印象の違いは、私は板の薄さじゃないかと思う。日本の下見板は薄くてだいたい反っている。
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1897(明治30)年ごろに建てられた松橋家住宅。かなり大きな家だ。石畳がいい感じ。
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書院付きの立派な座敷は3間続きで、合わせると35畳の広さになる。
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増改築されていたが1918(大正7)年の状況に復元しているとのことで、洋室も大正レトロな雰囲気。
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有島家住宅は、作家の有島武郎が一時期住んだ(1年強・・・笑)という。1904(明治37)年築。
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このかわいらしいレンガの小屋は、札幌警察署南一条巡査派出所。長方形の2ヶ所を隅切りしたような六角形の平面で、
隅切り部分に出入口を配した面白い建物だ。軒まわりの蛇腹と反りのついた和瓦の寄棟屋根がちょっと毛深いイメージ(笑)。
1911(明治44)年かぁ、当時でも結構ノスタルジックだったんじゃないかな。
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入口や窓まわりに使われている焼締めレンガは、ちゃんと面取りされていたり、役物が使われている。
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1877(明治10)年築の開拓使工業局庁舎。開拓使関係庁舎として唯一現存する建物だとか。本庁舎は復元建物だしな。。
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異彩を放っている石造のビルディングは、小樽新聞社。1909(明治42)年築。
今は鉄骨に変更されているが、元は木造の骨組みに札幌軟石(溶結凝灰岩)を積み上げた「木骨石造」である。3階建てとは!
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中には新聞に関する資料などが展示されていた。
あぁ数十年前まではこんなのを一文字ずつ並べていたなんて・・・
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窓が極端に小さいのは石造ゆえだろうが、蔵のように暗かったに違いない。。。
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1919(大正8)年築の浦河支庁庁舎。支庁制度の施行に伴い置かれた浦河支庁は、のちの日高支庁。日高ってどの辺・・・?
日高昆布ぐらいしか知らなかったが(苦笑)、こんな立派な庁舎が建てられるって、重要な地域だったのだろうな。、
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来正旅館。1919(大正8)年築。宗谷本線永山駅の駅前にあった旅館兼待合所。
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2階が客室。いちめんガラス張りの。明るい廊下。
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染付けの便器だな!
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近藤染舗。1913(大正2)年築。
徳島県出身者が旭川で故郷の特産である藍染を商った店で、裏には藍甕を据えた染物工場があったという。
見学できる範囲が狭くちょっと残念。工場も再現してあれば面白いのになぁ。
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はぁはぁ・・・(息切れ)
続く。
苫小牧から新千歳空港へ移動する。もう帰るのか!?・・・いやいや、ここでレンタカーを借りる。
この時は楽天スーパーセールの1000円レンタカーを取っていたので、わざわざ空港までやってきたのだ。
空港でのレンタカー会社のワゴンによるピックアップは結構時間をロスするののだが(苦)・・・仕方ない。
10時ごろスタート、約1時間走って札幌郊外にある「北海道開拓の村」へやってきた。
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弘前では紅葉はまだちょっと早かったが、北海道はちょうどベストシーズン!!真っ赤に染まったカエデがお出迎え。
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ここは近代の北海道開拓に伴い各地に建てられた近代建築を移築再現してある広大な野外博物館。
1983年に開村してから現在までの37年間で52棟の建物が保存されている。
明治村と同じような施設であるが・・・実は私は、明治村をまだ見たことがない(爆)。
なぜかというと、建物はそれが建っている場所を含めて見たいという思いと、見るべき建物がたくさん集まっていると
絶対疲れてしまうという不安があるから(汗)。ここも一抹の不安を覚えたものの、中へ入ってみると、すごくよかった!!
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エントランスの建物は旧札幌停車場。前年火災で焼けた2代目駅舎に代わり1908(明治41)年に建てられた。
国鉄移管後の1952(昭和27)年に4代目駅舎が完成したことによりお役御免となった。
この建物は、正面外観を縮小して再現したものとか。実物はもっと大きかったのだな!
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ビジターセンターになっているのは、旧開拓使札幌本庁舎。1873(明治6)年、北海道開拓の最初期に建てられたのだな。
実物は火災により焼失したというのでこれも再現建物であるが、丁寧に作られている。
実用の用途で使うにはむしろその方が都合良いし、シンボリックな建物でお客を迎えるというのはとてもいいな。
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そして広々したメインストリートには馬車鉄道が走っているのも雰囲気を盛り上げるね!
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入口に近い市街地エリアは、3本の道が並行しており、官庁、商店、住宅、工場などがゆったりと建っている。
あぁどこから見て行こうか。。。ちょっと悩んだがやはり大外から(笑)
手宮駅長官舎は1880(明治13)年築。北海道初の鉄道、幌内鉄道の職員官舎として建てられた。
以前小樽で手宮線あたりをうろついたことがあり、廃線跡はとてもいい雰囲気で残っていた。
この建物があのあたりに建っていたんだな。。。
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敷石もその周辺から運んだものだろうな。
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小さな小さな建物だが、住居として居心地良さそうだった。
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開拓使爾志通洋造家。1878(明治11)年築。官舎として建てられたがすぐに払い下げられた。中は見ていないが畳敷きだとか。
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明治期の和洋併設、福士家住宅。
ここに住んだ福士成豊という人は、造船、通訳、気象観測、測量など幅広い分野で北海道開拓に貢献したそう。
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玄関のある表側が洋館で、後ろに和館がくっついている。和館の方はペイントされていないがこちらも下見板張り。
日本の家でも漁村など下見板張りのものは多いが、洋館の下見板張りとどう違うのか。ペイントや窓や軒裏などはもちろん違うのだが、
ぱっと見の印象の違いは、私は板の薄さじゃないかと思う。日本の下見板は薄くてだいたい反っている。
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1897(明治30)年ごろに建てられた松橋家住宅。かなり大きな家だ。石畳がいい感じ。
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書院付きの立派な座敷は3間続きで、合わせると35畳の広さになる。
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増改築されていたが1918(大正7)年の状況に復元しているとのことで、洋室も大正レトロな雰囲気。
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有島家住宅は、作家の有島武郎が一時期住んだ(1年強・・・笑)という。1904(明治37)年築。
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このかわいらしいレンガの小屋は、札幌警察署南一条巡査派出所。長方形の2ヶ所を隅切りしたような六角形の平面で、
隅切り部分に出入口を配した面白い建物だ。軒まわりの蛇腹と反りのついた和瓦の寄棟屋根がちょっと毛深いイメージ(笑)。
1911(明治44)年かぁ、当時でも結構ノスタルジックだったんじゃないかな。
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入口や窓まわりに使われている焼締めレンガは、ちゃんと面取りされていたり、役物が使われている。
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異彩を放っている石造のビルディングは、小樽新聞社。1909(明治42)年築。
今は鉄骨に変更されているが、元は木造の骨組みに札幌軟石(溶結凝灰岩)を積み上げた「木骨石造」である。3階建てとは!
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中には新聞に関する資料などが展示されていた。
あぁ数十年前まではこんなのを一文字ずつ並べていたなんて・・・
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窓が極端に小さいのは石造ゆえだろうが、蔵のように暗かったに違いない。。。
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1919(大正8)年築の浦河支庁庁舎。支庁制度の施行に伴い置かれた浦河支庁は、のちの日高支庁。日高ってどの辺・・・?
日高昆布ぐらいしか知らなかったが(苦笑)、こんな立派な庁舎が建てられるって、重要な地域だったのだろうな。、
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来正旅館。1919(大正8)年築。宗谷本線永山駅の駅前にあった旅館兼待合所。
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2階が客室。いちめんガラス張りの。明るい廊下。
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染付けの便器だな!
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近藤染舗。1913(大正2)年築。
徳島県出身者が旭川で故郷の特産である藍染を商った店で、裏には藍甕を据えた染物工場があったという。
見学できる範囲が狭くちょっと残念。工場も再現してあれば面白いのになぁ。
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はぁはぁ・・・(息切れ)
続く。
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