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韓国 世界遺産 華城(ファソン)

2015-02-06 | 韓国史劇・ドラマ・映画
韓国 世界遺産 華城(ファソン)


18世紀後半、朝鮮王朝第22代王である正祖(チョンジョ)は若くして非業の死を遂げた父、
思悼世子(サドセジャ)の墓を水原(スウォン)に移しました。

正祖大王の親を敬う心が込められており、当時の政治状況を考慮して築かれた華城は、
朝鮮王朝の都だった漢陽(現在のソウル)の南部を守る要塞としても活用されました。

当代最高の実学者が集まり、東・西洋の軍事学的な理論を参考にして科学的に設計された、
韓国初のレンガ造りの近代的な城です。
水原華城は、築城当時の城郭がほとんど原形のまま残っているだけでなく、北水門(華虹門)
を通じて流れる水原川が今も流れており、築城当時に作られた街路網が現在も都市内部の
街路網構成の主要骨格を維持しているなど、200年前の様子をとどめています。

築城の動機が軍事的な目的よりも政治・経済的な面と親を想う気持ちに置かれ、城郭
そのものに「孝」の思想という東京の哲学が盛り込まれ、文化的な価値の他にも精神的・
哲学的な価値を持った城であり、東洋城郭の白眉とも呼ばれています。


長かった77話のドラマ「イ・サン」を観終わりました。
http://www.bs-tbs.co.jp/isan/

朝鮮王朝史上、最も波乱万丈な人生を送った王、イ・ソジンさんが演じた世孫→正祖は
見ごたえがありました。

ドラマの最後の方に正祖が夢見て築いたスンウォンにあるファソン築造の場面があり、
とても興味が沸きました。
こういったドラマで歴史の流れがわかると、俄然、行ってこの目で観たくなりました。

先日購入した「韓国歴史ドラマ」の本も大いに役立っています。

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