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韓国映画「グエムル -漢江の怪物ー」

2020-03-02 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国映画「グエムル -漢江の怪物」 予告

2006年の韓国映画
2007年までに世界23か国で公開された。
韓国での観客動員数1,300万人を突破し、歴代観客動員数第6位を記録。

韓国の人々のオアシス、漢江(ハンガン)に突如出現した怪物を巡る事件に
肉迫するパニック映画。
2000年に在韓米軍の人間がホルムアルデヒドを漢江に流したという実際の事件を参考にしている。
情けない父親から一変、怪物に娘を奪われた闘うお父さん役を体当たりで演じるのは
韓国を代表する俳優ソン・ガンホ。
その妹役を『秘密の森』のペ・ドゥナ、弟役を『殺人の追憶』のパク・ヘイルが演じている。

 

■韓国映画「グムエル -漢江の怪物ー」

パラサイト 半地下の家族」でポン・ジュノ監督の作品が注目を集めるなか、
私もこの映画は観たいと思っていました。
上記のWeb記事を読むとさらに興味をそそられました。

実際の事件をモチーフにしているそうですが、下水に流された物質から生まれた怪物のウイルスが
街中に感染していくのですが、それは韓国が朝鮮戦争後も未だにアメリカの影響を強く受け
解決に向けての策もアメリカの指示に従っている・・・、現代に続く問題を表しているという
ポン・ジュノ監督の構想が凄いなと思ってしまいます。
ひとつの映画の中にいろいろな意味合いがあるようで・・・。

貧しい家族のやりとりが面白い部分といつもはボ~っとしているカンドゥと弟妹の
「ヒョンソを助けたい」必死な戦いがハラハラしたり・・・。
ソン・ガンホさんをはじめとする俳優パク・ヘイルさん、ぺ・ドゥナさん家族の奮闘と、
子役のコ・アソンちゃんの演技も良かったです。



現在、新型コロナウイルスで話題が続く世の中ですが、
この映画を観ているとウイルスによる偏見や過度な不安を煽ったり、
人々が必要以上に惑わされているところが、今の状況と似ているのが
皮肉にも思えた映画でした。

 

 

■STORY

ソウルを流れる大河の漢江(ハンガン)に、謎の怪物“グエムル”が現れ、
次々と人を襲う。
河川敷で売店を営むパク家の長男カンドゥ(ソン・ガンホ)の中学生の娘、
ヒョンソ(コ・アソン)も怪物にさらわれてしまう。

カンドゥは妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)らとともに病院に隔離されていたが、
携帯電話に娘からの連絡が入ったことから一家で脱出を試みるが……。

通常活躍するはずの政府や軍隊は、娘をさらわれた家族に救いの手を差し伸べることなく、
むしろ妨害し孤立させるよう追い込んでいく。
怪物に娘を奪われた一家の奮闘を描く。


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