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韓国映画「記憶の夜」

2020-12-16 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国映画「記憶の夜」

2017年の韓国映画
拉致されて記憶を失い変わってしまった兄と、兄の跡を追えば追うほど
自身の記憶さえも疑うことになる弟の交錯した記憶に、
殺人事件の衝撃的真実を盛り込んだミステリー追跡スリラー。

兄を「ウンギョ 青い蜜」のキム・ムヨルが、弟を「二十歳」のカン・ハヌルが熱演。
アクションシーンでは負傷が絶えなかったというが、
役に没頭するその熱意で撮影が続行された。

時代背景には、登場人物たちを繋ぐ悲劇の根本的な原因が、
実は1997年に通貨危機に陥った韓国の厳しい経済状況にあったことが明らかにされる本作。

実際、映画の中でも、高卒で文系の人間には就職先がなかったり、
個人ローンの借り入れも断られてしまうなど、東南アジアから始まった
この経済危機が当時の人々に及ぼした影響が描かれることで、
こうした厳しい社会状況が家族という人間関係をも崩壊させ、
他人を犠牲にして自分が生きるという状況に人々を追い込んでしまったことが実感できる作品。
(Webより抜粋)

 

 

■韓国映画「記憶の夜」  ※EPIK HIGHのこの曲 HAPPEN ENDINGも好きな曲

カン・ハヌルさんの映画だったので「椿の花の咲く頃」に続いて観ました。
この映画、またまたカン・ハヌルさんの複雑なキャラクターの演技に唸ってしまいました。
顛末は悲壮感いっぱいで、失った記憶をたどった真実がとても哀れな作品でした。
また、時代背景に2017年の通貨危機に陥った韓国の厳しい経済状況もあって
こういう作品が出来上がったのかと思うと切ない映画でした。

カン・ハヌルさんのノワール作品に「善惡の刃」がありますが、
こういう作品を観るとカン・ハヌルさんの演技力の深さに魅了されて
観れば観るほど追いかけてまた次の作品を観てしまいます。

 

 

 

■STORY

一家4人で新居に引っ越してきた、受験生のジンソク(カン・ハヌル)。
だが、ある夜突然ジンソクの目の前で、兄のユソク(キム・ムヨル)が
謎の暴漢たちに車で連れ去られてしまう。
行方のしれないまま、19日後にユソクは帰ってくるが、
彼はその間の記憶を全て失っていた。



帰ってきた兄の様子が以前とは違うことに気が付いたジンソクだったが、
ある決定的な事実を目にして、ついに兄が別人だと確信する。



毎晩どこかへ出かけていく兄の後を追ったジンソクは、
平穏な家族に隠された衝撃の事実と向き合うことになるのだが…。



果たして、隠された家族の正体は・・・?


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