南風桃子ブログ~詩とか二胡♪とか(^o^) (※南風桃子詩集「うずら」をお求めの方は左ブックマークからどうぞ!)

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【冬 ~歌のアルバム詩(桃版)】

2016年08月10日 | 詩箱2016
 冬 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子


ホシを待つテニスコート
自転車こいで今日も来るか
どうかは分からない

(真っ赤なポルシェということもある…)

コートの襟を立てて
張り込みを続ける。

去年の冬も
今年の冬も
そして来年の冬も…

春は、来るのか―――



☆こちらは前の作です。よろしかったら、ごらんくださいませ(^^) 
13月 ~歌のアルバム詩(桃版)
0月 ~歌のアルバム詩(桃版)
夏 ~歌のアルバム詩(桃版)
秋 ~歌のアルバム詩(桃版) ※長い前置き(言い訳?)付

≪歌のアルバム詩のススメ~地味に布教活動≫
※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作った5作目。

今回は前置き(言い訳?)は省略して、さっそく
「冬~歌のアルバム詩(桃版)」のぷち解説をします(また、するんかい!)

昭和のアイドルの走りとも言える女性歌手と、その歌手の後に続いた伝説の大スター
(ちびまる子ちゃんのお話にも登場しましたね)の歌の一節を下敷きにして、
デカとホシの図を作ってみました。

春は来るのか―――

永遠とも思える冬のなか、忍耐強く張り込むデカに春は来るのか?
というストレートな意味あいと、
デカが待っていたホシは実は「春」そのものだった、
というポエっぽい意味にとれることも可能とした。

って何となく現代国語の授業のような言い回しになっちゃいましたが、、
ただ単に、作っているうちにそういう事になっただけです(笑)

このラストの1行によって、
次の「春」バージョンにいい感じでつなげることができたのではないか!? と
パズルがパシっとつながるような感覚がして、個人的にプチ高揚しました。
そうこうしているうちに最終回の構想もまとまったですよヽ(^o^)丿

こうした、元歌のある楽しい大人のことばあそび
①比較的とっかかりやすく達成感もあり~♪ 
②脳みその右脳あたりがほどよく刺激されて気持ちいい~♪ 
などなど、良いことがいっぱい!!

皆さんもぜひ私と一緒に、ご本家にインスパイアされてみてはいかがでしょうか。
…みたいな気持ちで布教活動(?)しております。

※ご本家の「歌のアルバム詩」はこちらに連載中!!
私も毎号、チェキラ☆させていただいてます
詩誌「ガーネット」