プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

亀井猛斗

2012-10-14 20:56:15 | 日記
精神的たくましさ持ち味

「亀井が出てくれば」。森監督の口癖がこれ。先発投手陣に左腕の本格派は工藤しかいない現状で、二年目の亀井(群馬・中央高)に寄せられる期待は大きい。実力に加え、精神的なたくましさが持ち味だ。もともとスター性は薄かった。プロ野球選手誕生は創立以来初めてという高校から、ドラフト五位で入団。背番号は66。174㌢と上背はない。闘志を表に出す性格でもなかった。このため、工藤、渡辺ら「華」のある先輩に比べてどうしても損をしたが、ひたむきな練習態度では負けていなかった。バネを利かしたフォームから回転のいい直球、カーブが昨年の米国留学時にさっそく威力を発揮した。カリフォルニア・リーグで27試合に登板。200イニングで奪三振180、防御率2.37。10勝をあげた。期待のほどを意識してか、本人もキャンプ序盤から飛ばしに飛ばした。「力むせいか、ボールを放す位置がまた不安定なのが心配」と打ち明けるが、猛烈な投げ込みによって克服しようと懸命。「米国留学の経験で、低くなったマウンドには慣れてますから」と自信も漂わす。東尾や工藤からアドバイスを受けることが多く、恵まれた環境にあるのは間違えない。八木沢コーチは「低めに切れのいい球が決っている。制球もいい。あとはスタミナの問題」と語る。尊敬する工藤にどれだけ迫れるか、興味の的だ。
コメント
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