プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

渡辺伸彦

2024-11-15 19:36:17 | 日記
1991年
キレのいい変化球を効果的に使うために、ストレートをパワーアップ。緩急おりまぜた頭脳的ピッチング開眼の年だ。貴重な中継ぎとして責任重大だ。


1995年


阪神から移籍後、一年目にして3勝11Sとプロ入り最高の成績を収め、BWの抑えの切り札となった彼、今年の目標は大きくセーブ王だ。


1997年


強力リリーフ陣にあって、目立たないながらも彼の存在は大きい。ブルペンの緊張した雰囲気をなごませる兄貴分的存在。今年は平井が先発に回り、彼にかかる比重が大きくなるが、9月15日のロッテ戦で無死満塁から見せたような見事な火消しぶりを、今年も幾度となく見せてほしい。

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宮下昌己

2024-11-15 19:31:25 | 日記
1987年
昨季、初めてプロの勝利を味わった。この自信は大きい。星野監督は「あの球威は一級品。抑えの切り札で使いたい」とシーズン前、ポスト牛島の一番手に挙げた。それだけに、好調時の球威は抜群で、相手打者を三振させる力の持ち主だ。半面、コントロールが甘く、カーブなど変化球も未完成、それをどこまで解消するか。その成長度が今後を占うカギとなる。「牛島さんのあとがまなんて、光栄すぎます。このチャンスをぜひ生かしたい」とやる気十分。背番号も大きな「60」から、ピッチャーらしい「16」に変わった。チームの期待度が大きいだけに、そのプレッシャーとの戦いに勝つこと。宮下の前途はそこから開けるはずである。


1988年


絶対絶命のピンチにマウンドに立ち、ランナーを塁上にクギ付けにする。そうかと思えば、中継ぎで目の覚めるような快投を演じ、それに力づけられた味方が、リードされていた試合をたちまち逆転しています。昨シーズン、こんな場面に何度、お目にかかったことか。コマ不足と言われた投手陣をガッチリ支えたのは、宮下の力投に負うところが実に大きい。郭に次ぐ50試合登板が、何よりもその間の事情を物語っている。ド真ん中にストライクを投げ込んでも、相手打者のバットに空を切らせる球威の持ち主。フォークボールに加えて、いま一つ変化球を身につければ、ピッチングがさらに幅が増す。プロ入り5年目の昨季、初めて開花した巨漢投手。今年はさらに大きな花を咲かせるチャンスでもある。逆に相手チームからのマークも厳しくなるはずだ。その壁をハネ返して進むことが大切。

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金城基泰

2024-11-15 19:26:55 | 日記
1975年
長谷川に次いでカープ、2人目の最多勝投手に輝いた、球界のヤングエース。5球団どのチームからも平均した勝星を上げ、6年ぶりにカープから20勝投手が出現した。落ち着いたマウンドさばき、アンダースローからくりだだれる正確なコントロールと小気味よい速球で、入団4年目に大きく開花した。その影には、昨年のキャンプで下半身の安定とフォーム作りのため20日間もボールを握らず、ただシャドー・ピッチングとランニングをやり通した根気が開眼へとつながった。昨シーズン後、不慮の事故に逢い3か月の療養を強いられた。入団した年のウエスタンリーグで、降板を命じた野崎コーチに「だれが投げても打たれます。もう少し投げさせて下さい」と言ったという心臓と20日間のシャドー・ピッチングをするねばり強さ。ファンの前にあの白い笑顔でマウンド上に両手を上げ、勝利投手のポーズをみせるのも早いだろう。

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松永幸男

2024-11-15 16:58:57 | 日記
1996年
昨年は3年ぶりにプロ2勝目を挙げた。だが入団当時に受けた期待の大きさを思えば、まだ納得のいくものではない。「キャンプ、オープン戦でどれだけ目立てるかが勝負だと思う」相手打者との対戦より、まず自軍の首脳陣に認めてもらうかに松永の今季がかかっている。去年の後半、ある程度手ごたえはつかめた」と話した。2度と、その手ごたえを忘れぬようにもう足踏みはごめん。松永が7年目の今季に勝負をかける。

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加藤博人

2024-11-14 20:24:45 | 日記
1990年
昨年は得意のカーブで打者に向かって行き、その大胆な投球は、「顔は菩薩、心は夜叉」といわせた。ところが、今年はユマ・キャンプから歯車が狂った。左肩を痛め出遅れ、開幕には間に合ったが、加藤が好投しているときはバックが打たない。焦りが投球を狂わせていった。決め球のカーブにキレがなくなっていた。「シンカーの影響でしょうか」球種を増やすために、キャンプからカーブと逆回転の球を身につけた。それにより決め球が鈍くなる。野村監督はカーブの球跡を覚えられたからだという。「曲がりが打者の頭に入ったら、しょせん緩い球は打たれる」これからの加藤には、投球術が必要となる。カーブと思わせてまっすぐ。シンカーとカーブでゾーンいっぱいに使うことなど。そのため、7月はベンチに入り、相手の好投手の組み立てと、投球術の研究を義務づけられていた。「いろいろ苦労しましたが直球は去年より5㌔くらい速くなっていると思う。カーブを決め球、見せ球で使うこともわかってきた。後半戦で取り返したい」

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加藤将斗

2024-11-14 20:16:15 | 日記
1990年
東北の強さは、エース加藤将斗(2年)の安定感にある。177㌢、75㌔のサウスポー。シュートが武器で、宮城県大会の防御率は実に0.59だった。東北大会の準決勝では、89夏ベスト4の秋田経法大付(秋田)を4対3でかわした。負けない投球術を心得ている。

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松永幸男

2024-11-14 20:13:22 | 日記
1989年
交渉はわずか三十分間。松永は指名あいさつの時から中日入りへ前向きだっただけに、話し合いはスムーズに運んだ。「星野監督は熱血漢。感情を表に出すタイプだからボクにはぴったりだと思う」あこがれた中日入りを決め、松永の口調が弾んだ。プロでの目標は「江川さん(元巨人)みたいな、速球で三振を取れる投手になりたい。巨人と対戦して打ち取り、自分をアピールする」と力強い。長身から投げ下ろすストレートは時速147㌔をマーク。二ノ宮スカウトは「外角低めへのストレートは威力十分で、ほれぼれする」と即戦力の本格派投手へ期待を膨らませていた。


1990年


ドラフト三位入団の松永幸男もいい。激辛の評論で鳴る広岡達朗氏が「掘出し物だ」と、その素質に目を留めた。がっちりとした体格で馬力で押すタイプ。これまで一度も故障したことがないタフネスさが売り物で、速球とフォークが武器。貴重な中継ぎになりそうだ。

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水尾嘉孝

2024-11-14 20:06:28 | 日記
1991年
水尾は、この日初めて捕手を座らせて投げるつもりだったが、「まだ下(半身)ができていないから」(小谷コーチ)、今までどおり、立ち投げを行った。直球、カーブ、スライダー、シュート、フォークと持ち球を一通り、53球投げた。「今日は指のかかりがよくありませんでした。(捕手を座らせるのは)今日まではがまん。第三クールは何とか投げたいですね」水尾は試合で投げる前には、必ず百㍍くらいの連投で肩をつくる。練習の時はいいが「試合の時には相手がいないんじゃないか」と水尾、本格的な投球を始める前から悩みの種?を抱えてしまったよう。

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橋本敬司

2024-11-13 16:12:01 | 日記
1985年
化ける可能性を最も持っている投手として期待されている。昨年の勝ち星(3勝)はすべてヤクルト戦、今季は全チームからの勝利をねらう左腕。ギクシャクしたフォームがスムーズになり、制球力もアップ。

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加藤博人

2024-11-12 14:42:06 | 日記
1989年
広島戦連敗を6で止めたのはドラフト外の雑草、2年生、加藤博人だった。キレの鋭いカーブを軸に120球、無四球、奪三振8。プロ初勝利となる完投劇に関根監督は「ミラクル的にうまくいったね」と温和な声をうわずらせた。それにしても素晴らしいカーブのキレだた。左打席の長島が死球を警戒して、のけぞってかがみ込むと、ボールは大きく曲がり落ちて主審はストライクのコール。右打者に対してはこの球をヒザ元に食い込ませる一方、外角にシュートを配し、攻めの投球に徹した。本人も「打たれる気はしなかった」負けん気は人一倍強い。


1997年


横手気味の左腕から繰り出される緩い大きなカーブが、百四十キロそこそこしかない直球を実際以上に速く見せる。

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三井雅晴

2024-11-12 07:57:56 | 日記
1976年
各チームがノドから手が出るほど欲しがっている投手。昨シーズン終了と同時に巨人、日ハムなどから声がかかったほどスピードと成長度は高く評価されている。村田につぐ右の本格派「ことしは何かタイトルを取る」とすごい張り切り方だ。

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西井哲夫

2024-11-12 07:55:46 | 日記
1975年
打者のヒザ元でストンと落ちるシュートはなかなか味がある。配球のコンビネーションに磨きをかければ15勝はかたい。シンは強いがおっとりしている。女性ファンも多い。今シーズンの成長株ナンバーワン。

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依田政彦

2024-11-10 11:19:11 | 日記
1986年
3年前のシーズン途中、カリフォルニアのアーバイン大一年生だった依田は近鉄のテストを受けた。177㌢とそう大きくなく、球のきれも目を見張るものはなかったが、左腕ということで採用された。五歳の時、渡米して以来、アメリカ式の野球になじんできた彼にとって最初は、日本のものすごいまでの投球練習に戸惑ったそうだが、投げ込みも身に付いてきた。課題だった制球力は、チェンジアップや緩いカーブの使い方で正確さが身について来たようで、岡本監督も先発で考えていると喜ぶ。依田はロスに住む両親にすぐ電話したそうなそぶりで引き揚げていった。

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金城基泰

2024-11-10 11:12:48 | 日記
1973年
広島が金城の力投で勝った。よく走る速球を主体に大小のカーブ、スライダーを織りまぜた無理のない投球で真っ向から勝負、大洋打線は前半ミートさえできないありさまで、被安打2、奪三振8と余裕たっぷりの完投だった。


1974年
金城が両リーグのトップで20勝を完投で飾った。といっても立ち上がりはあまりよい出来ではなかった。1回中塚に四球を許し、江尻に右前安打されて、一、三塁。このあとも松原に左前安打されて1点を奪われた。だが、次の無死一、二塁のピンチを抑えてから、カーブ、シュートを有効に使った彼らしいピッチングがよみがえった。


1977年


広島から移籍した金城が5回をほぼ完ぺきに投げ切った。シンカー、スライダーがさえ、二回には松原以下を三者連続三振にうち取ったほど。

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金沢次男

2024-11-10 11:07:17 | 日記
1982年
二回から登板の新人・金沢(三菱自動車川崎)が切れのよいカーブを武器に最後まで投げて、9三振を奪い、無四球、1安打ピッチングに封じ2勝目をあげた。


大洋の新人金沢がこの日も5イニングを無失点。これで開幕以来26イニング無失点と記録を伸ばした。「速球のスピードは今一つだが、コントロールがよかった」と言う通り、得意のフォークボール、カーブを内外角に投げ分け、広島打線をキリキリ舞いさせた。





1986年





金沢はストレート、スライダー主体に攻めの投球に終始して、移籍後初完封の2勝目。


1987年


ロッテキラーは今年も健在。昨年10勝中7勝までをロッテから稼いだ金沢は、今年もお得意さんから初白星をマークして「何だか相手が勝たせてくれるんです」とニヤリ、10奪三振のうち8個までがフォークボールによるものだが、「去年はひじを痛めて、ほとんどフォークが投げられなかったけど、今年は万全」


1992年


ヤクルト、金沢(3年ぶりの先発で力投も、八回にスタミナ切れ)スライダーとフォークで早めに追い込んで、調子はよかった。残念。


3連敗と追い込まれたヤクルト。どんな形でとめるか。投で答えを出したのは、11年目のベテラン・金沢。4日前の大洋戦でリリーフして9失点。(自責点は2)だから意外性のある答えだった。「いつもは中継ぎなので、立ち上がりを3人ずつでいきたかった。妙に丁寧だった」と本人が振り返る通り直球、緩いカーブ、フォークで丹念にコースをつ突いた。直球にしても力いっぱいのボールだけでなく、二回には大豊を118キロのチェンジアップで料理した。

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