日置桜 穿（うがつ）・・・玉栄最終章！

昨年から待ちわびていた純米酒がついに来た～～～ぁ！


鳥取の山根酒造場の

日置桜　玉栄純米　穿（うがつ）　玉栄最終章２４ＢＹ　１８００ｍｌ：2,916円



「玉栄（たまさかえ）」という酒米は

鳥取の酒蔵ではポピュラーに使われているが

全国的には余り知られていないかもしれない


山田錦などに比べると短悍で背が低いので育てやすいのだが

それ故に玉太りをよくしたり

収穫率をあげるために

肥料をたくさん使う農家が多かった


このようにして肥料の量が増えると

玉栄のタンパク含有量が上がりすぎて

お酒に醸したときに雑味がでたり

味が多い酒質になることが多い


それを憂いた山根社長は契約農家に

肥料を少なくして米の蛋白含有量が少なくなるように要望し続け

最近になり玉栄の米質が安定してきたそうだ

（２４年度からは契約農家の米の粗蛋白含有量のハードルを7.5%以下に設定し、
8.3%以上の米を栽培した農家には25年産以降は契約解除とするぐらいの厳しい契約となっている。）


そんな流れのなかで

山根社長は玉栄で醸す純米酒のポテンシャルを最大限に引き出すための

試験醸造をはじめた


この試験醸造の玉栄純米酒の評価を仰ぐために

市販をはじめたのだが

それが

「穿（うがつ）」という銘柄になった


９号酵母や７号酵母など酵母を変えたり

麹菌の米への破精込み具合を（つき破精や総破精）変化させたり

麹の種類を変えてみたり・・・


色々な試行錯誤の結果辿り着いたひとつの答え・・・


それが「２４ＢＹ　穿（うがつ）」なのだ


私の評価は・・・

「水滴石穿」すなわち水滴がコツコツと石に穴をあけるように
酒造りもコツコツと進化したいという想いで試験的に醸した進化系純米酒の一部をお客様に提供するときに
「穿（うがつ）」という商標を使う。
今回の「穿」は、玉栄最終章として完成形に近い出来栄えだ。
酒米「玉栄」がもつ複雑な酸とその旨味が螺旋状に絡まりあい、
互いに主張し合いながらもキレよく消えていく。
まさに「玉栄」そのものを呑んでいるという感覚。
２４ＢＹという若さ故、多少の渋味はあるものの相当に練れてきている。
これは呑んでおくべきです。
もちろん燗酒は凄いよ。これぞ「玉栄最終章」だ。


詳しくは

「日置桜　蔵だより」の「穿にまつわるお話」を

ご覧ください

山根社長の「穿」に対する想いを書き綴っておられます


地酒のＤＯＮホームページにも詳細あり



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