アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

アルゼンチン競馬

2005年10月16日 | 旅行
10月15日(土)

いよいよ明日は、約2ヵ月半ぶりの帰国。就労VISAをもらって、正式赴任することになる。その旅行の準備もしていないのに、今日は競馬に誘われた。

張本人はFWのグラハム。独身なので、色々なアレンジをしてくれる。バスで拾ってくれて、一路郊外のSAN ISIDRO競馬場へ。参加者は10人。ショーンが12月に生まれるお腹の大きな奥さん、リチャードは、先週つれて帰ってきた奥さんといっしょにやってきた。午後2時から9時まで16レースある競馬を見ながら食事をしようという趣向。ネクタイ、上着を着用すべしとの事前連絡があったので、土曜日にもかかわらず、出勤時と同じいでたちで参加した。

日本でも競馬なんてしたことが無いが、アルゼンチンの競馬とはどんなものか、とりあえず、話の種に参加。競馬場は広いが、人があまり居ない。芝生でピクニック気分。昔、船橋の中山競馬場に花見に行ったとき、すれ違う人の顔つきには、生活がかかっている真剣さがあったが、ここでは単に楽しんでいる。

我々は、4階のクラブへ。正面がガラス張りのレストランは、食事をしながら競馬を楽しめるようになっている。席に着いて、上着を脱いだら、すぐ係員が飛んできて、「ポルファボール。・・・・・?」と言う。スペイン語は理解できないが、雰囲気で「お客様、上着の着用をお願いします。」と言っているのがすぐわかった。隣のデブのデイブが、「イギリスでも、こんなに厳しくないよ。」と言うが、大人の社交場なのだろう、ここのルールには従わざるを得ない。

(競馬場4階のクラブ・レストラン)


遅い昼食をオーダーし、ステーキ22$、付け出しのポテト5$、ビール6$のしめて33$(約1200円)。ビールを飲んで、ステーキを食べて、腹がいっぱいになったところで、せっかくきたのだからレースに参加しようと、馬券を買った。レストランの一角に馬券販売のコーナーがあり、最低2$から1$単位で購入できる。まずは7レースから開始。5$買ってみた。

地上に降り、ゴール前で待機。人ごみが少ないので、芝生の周りでピクニック気分。初の競馬だったが負けてしまった。M君は2回目に5倍の当り券で、5$が25$に。人数が少ないので、倍率も低い。本日、最大の第十レースに頑張って10$つぎ込んだら、その馬は出走中止となり払い戻しなし。テレビモニターで購入数を見ていると、第十レースで約5000の数字。たぶん、5000人ではなくて、5000$だろう。結局、3レース全部負けて、20$(約700円)の損失。でも、初めての競馬で勝って、病み付きになるよりいいだろう。

(競馬場)


6時半になり、まだ帰る気配がないので、日本人3人だけで明るいうちにタクシーを拾って帰ってきた。Jumbo(ジュンボ:スペイン語読みならフンボとなるが、オランダ系のスーパーなのでジュンボと読む。英語読みのジャンボではない。)までちょうど20$。市内ならどこでも15$以内だが、さすがに郊外から約30分かけて帰ってきたら高かった。(と言っても、約700円は、日本人の感覚からすると、超安いが。)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿