アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

テンジクダツ

2007年08月10日 | 雑感
8月10日(金)晴れ 38℃

今日は7時前からいつもの漁場に出た。
現地集合を約束していたメンバーは、約1時間遅れで到着。全員、外海側で大物をねらう。波のない内海を囲んで4人の漁師が散ばっている。今日は漁師8人と、数人のシュノーケリングを楽しむ人の姿が見える。

いつものように、GT(Giant Trevally:ロウニンアジ)をねらってルアーを投げるが、全く当たりがない。そのうち、足元に70cm程度のバラクーダが見えたので、ルアーを変えてみた。バラクーダは光物が好きなので、日本で仕入れた太刀魚用のルアーを試す。今まで全くヒットの無かったルアーだが、光物はこれしかない。

8時10分ごろ、強い引きがあった。リールが逆転する。水面にジャンプするので、バラクーダだろう。リールの逆転を絞り、強引に引き揚げようとしたら逃げられた。ルアーの根元はワイヤーにしてあるので、噛み切られることは無いが、調べてみると、ワイヤーがよじれて変形している。大物だったようだ。ルアーは、あまり当たりがないが、一日一回このような手ごたえがあると面白い。

釣っているすぐそばに、地元の餓鬼どもがシュノーケリングで泳いできたので、漁場を移動した。彼らに、気配り、遠慮などを期待してもだめなことはわかっている。10分ほどして、また同じような当たりがあった。今度は無理をせず、リールを逆転させながら慎重に巻き取る。2度、3度と水面にジャンプする。この時が要注意だ。糸を切られたり、一瞬糸が緩んだときにルアーが外れたりする。

タモ網ですくいとり、一丁上がり。バラクーダ(オニカマス)と思ったが、口先が細長く、違った顔をしている。あとで調べると、サヨリの仲間で、テンジクダツだという。初めてきく名前だが、光物にはなんにでも突進する馬鹿な魚らしい。夜間ダイビングをしているランプに突進して、ダイバーの身体に口先を突き刺す事故が時々あるそうだ。


(テンジクダツ:Needlefish 83cm)
その後は、当たりがなく、10時頃になると魚の食いも悪くなるので、釣りをやめて、タモ網をもって、内海で獲物を探していると、Zさんが呼ぶのでかけつけた。砂の上に魚らしきものがいるという。面倒なので、タモを上にかぶせ、突っついてみた。すると砂が動き出し、網の中に魚が入り込んだ。アンコウらしい。保護色で、すっかり砂にうずもれていたが、出てくると赤っぽい、30cmもある大物だ。(後で調べると、オニダルマオコゼで、背びれのトゲには猛毒があるとのことで、知らぬが仏!)

(オニダルマオコゼ 30cm)


餌釣りのメンバーは、メバルを釣ったと言うので見ると、ユカタハタのようだ。絣の浴衣の斑点のようできれいだ。形はメバルに良く似ている。今までメバルと思って煮付けにしていた。このほかにも、高さ15cmもある大物のツブ貝を大量に採ったので、今夜はまた宴会だ。


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1 コメント

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おおもの (elgato-paggy)
2007-08-12 09:31:16
久々に家主さんのお姿を拝見しました。かなりスリムダウンされたご様子、今の私には羨ましい限りです。

大きなサヨリにぴっくりです。
英語ではNeedleFishと言うんですか、知らなかった。
アンコウってあの鮟鱇ですか?
こちらは小さいですね。ぶら下げて解体する鮟鱇ですよね。これはどのように調理されたのでしょうかしら・・・
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