大嘗宮を見学された後、Facebook等に投稿している友人に誘発されて、荒れ模様の天気の中、大嘗宮を見てきました。こんな天気だから参観者は少ないと思いきや、とんでもない、結構の数の人が参観に来ていました。期間限定(2019年11月21日~12月8日)ですし、今上天皇と同世代の自分にとって次の天皇の即位までは見れないとなると、これが最後のチャンスでありましょう。
地下鉄二重橋駅を出て皇居外苑に入ると、荷物検査と身体検査があります。そして検査を終えて、日頃は近寄れない坂下門を通り抜けると、テレビでよく目にする宮内庁の建物がどっしり待ち構えています。ここから宮中行事が営まれる新宮殿もわずかにチラ見することが可能です。
坂下門前の行列
宮内庁庁舎
新宮殿を臨む
大嘗宮まで二通りのコースがある
そこからコースが二手に分かれていて、富士見櫓の方から行くルートと乾通りから行くルートに分かれます(どちらからでも大嘗宮に行けます)。自分は桜の通り抜けで有名な乾通りを選択し、局門、道灌堀、通りの紅葉などを見た後、西桔橋から坂道を上って東御苑に入りました。東御苑に入ると大嘗宮が見えてきます。中に入って気づきましたが、大嘗宮は天守台のほぼ真正面、見慣れた場所に設けられてました。元々、江戸城の本丸御殿とか大奥があった辺りですね。
局門
道灌堀
富士見櫓を臨む
紅葉深まる皇居
江戸城天守台
大嘗宮は、「なんだ中に入れないの、雨だから入れてくれれば良いのに」とかぼやいているおばはんも周りにいました(気持ちは分かります)が中に入れません。ただ、建物は過度に密集はしていないので、外観だけならかなりを目にすることができます。近づけないため実感はできませんが、中に入れば木の香り、匂いがプンプンしそうな建物群です。
大嘗宮(正面、南神門付近)
大嘗宮(小忌幄舎付近)
膳屋の壁
大嘗宮(廻立殿、大手町方面を臨む)
並んでいる間はずっと雨だったのですが、大嘗宮の周りにいる間だけ幸運にも雨は止んでくれました。ただ、大嘗宮を離れたとたん雨脚が強まり、大手門を抜けて大手町駅に到着するまでに靴の中はびしょびしょになっていました。まあ、恵みの雨ってことにしておきましょう。