今日は中華圏では大晦日(除夕)、明日が元旦(大年初一)である。東京タワーでは中国の旧暦新年を祝って今日は夜通しで赤色のライトアップが行われている。そもそも東京タワーの鉄骨は赤なので、光を当てるだけでも赤に見える気もするが、いつもより真っ赤に見えるライトアップである。
なぜ赤(レッド)なのかと言えば、中国では赤が最も縁起が良い色とされているからだ。中国では正月、結婚、開業行事等でふんだんに赤の装飾が使用されるほか、年男、年女は下着も赤を身に着けたりする習慣がある。
今でこそ太陽暦の正月を祝うのが当たり前の日本であるが、かつては中国文化の色濃い影響を受けていたため明治(地方によっては戦後間もない)頃までは、日本でも普通に旧正月(春節)を祝っていたようだ。
さて、春節は旧暦(月の満ち欠けを基に計算)なので毎年太陽暦と比べるとその時期が激しく変化する。例えば、昨年は元旦が2018年「2月16日」だったの対して、今年は「2月5日」、東京オリンピックが開催される2020年の元旦は「1月25日」である。これだけ見ても最大で3週間程度のブレが生じる。もし、現代において旧暦の正月を導入したなら、この時期に節分等の行事や建国記念日などの祝日を配している日本ではパニックになるであろう。下手するとバレンタインデーも正月にぶつかってしまう。おせちにチョコでは激太り間違いなしで、シャレにならない。
私は中国駐在中は毎年、日本と中国で二度正月を味わう感じだったが、上には上がいるもので多民族国家であるシンガポールやマレーシアでは、1年に四度の正月(新暦、旧暦、ヒンズー歴、イスラム歴)が来るという。何ともにぎやかな国である。
すでに中華圏を中心に大量の訪日客が押し寄せているが、中国大陸については当面増え続けることだけは間違いない。昨年の訪日外国人総数は3,119万人と初めて3,000万人の大台を超えたが、その内、中国大陸、台湾、香港の3つの国、地域だけで1,415万人(中国大陸838万人、台湾475万人、香港221万人)と45%を占める。ただし、人口比で見るなら台湾の総人口は2,358万人中475万人と20%以上、香港も740万人中221万人と総人口の30%近くが来ている計算になるが、13.86億人の総人口を擁する中国はわずか0.6%しか来ていない。ビザの要件等が厳しいとは言え、すでに中産階級で4億人を超えたと言われる中国にあってこの数字は低すぎると思われる。しかも、中国の中での旅行先として、日本はタイに次いですでに二番人気である。日本の中では中国人旅行客のマナー違反等いろいろな問題も指摘されるが、訪日中国人観光客の日本への印象は極めて良好であり、若者を中心にリピーターも増え続けており、早晩日本が一番人気になることは間違いないとみている。
ということで、クリスマス商戦同様、爆買い目当ての春節商戦がますます日本の中に根付いていく。そのことも間違いないのである。
なぜ赤(レッド)なのかと言えば、中国では赤が最も縁起が良い色とされているからだ。中国では正月、結婚、開業行事等でふんだんに赤の装飾が使用されるほか、年男、年女は下着も赤を身に着けたりする習慣がある。
今でこそ太陽暦の正月を祝うのが当たり前の日本であるが、かつては中国文化の色濃い影響を受けていたため明治(地方によっては戦後間もない)頃までは、日本でも普通に旧正月(春節)を祝っていたようだ。
さて、春節は旧暦(月の満ち欠けを基に計算)なので毎年太陽暦と比べるとその時期が激しく変化する。例えば、昨年は元旦が2018年「2月16日」だったの対して、今年は「2月5日」、東京オリンピックが開催される2020年の元旦は「1月25日」である。これだけ見ても最大で3週間程度のブレが生じる。もし、現代において旧暦の正月を導入したなら、この時期に節分等の行事や建国記念日などの祝日を配している日本ではパニックになるであろう。下手するとバレンタインデーも正月にぶつかってしまう。おせちにチョコでは激太り間違いなしで、シャレにならない。
私は中国駐在中は毎年、日本と中国で二度正月を味わう感じだったが、上には上がいるもので多民族国家であるシンガポールやマレーシアでは、1年に四度の正月(新暦、旧暦、ヒンズー歴、イスラム歴)が来るという。何ともにぎやかな国である。
すでに中華圏を中心に大量の訪日客が押し寄せているが、中国大陸については当面増え続けることだけは間違いない。昨年の訪日外国人総数は3,119万人と初めて3,000万人の大台を超えたが、その内、中国大陸、台湾、香港の3つの国、地域だけで1,415万人(中国大陸838万人、台湾475万人、香港221万人)と45%を占める。ただし、人口比で見るなら台湾の総人口は2,358万人中475万人と20%以上、香港も740万人中221万人と総人口の30%近くが来ている計算になるが、13.86億人の総人口を擁する中国はわずか0.6%しか来ていない。ビザの要件等が厳しいとは言え、すでに中産階級で4億人を超えたと言われる中国にあってこの数字は低すぎると思われる。しかも、中国の中での旅行先として、日本はタイに次いですでに二番人気である。日本の中では中国人旅行客のマナー違反等いろいろな問題も指摘されるが、訪日中国人観光客の日本への印象は極めて良好であり、若者を中心にリピーターも増え続けており、早晩日本が一番人気になることは間違いないとみている。
ということで、クリスマス商戦同様、爆買い目当ての春節商戦がますます日本の中に根付いていく。そのことも間違いないのである。
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