撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

三岐鉄道 富田(2022.7.2) 西武赤電塗装 803F 貸切列車 

2022年07月03日 17時19分36秒 | 中小私鉄
昨日、JR富田駅に併設されていた三岐鉄道 富田駅でツアー会社の企画した西武赤電塗装 803Fの貸切列車が富田駅に乗り入れた光景と撮りました。
1枚目は、富田駅に停車する左側は西武赤電塗装のクモハ803(旧西武モハ771、先頭部はクハ1771)の貸切列車、中央は停車中のJR貨物 DF200-207、右側は停車中のJR貨物のフライアッシュ・炭酸カルシウム専用のホッパ車 ホキ1100-17です。
JR富田駅の跨線橋から撮りました。



2枚目は、富田駅に停車する右側はクハ1804(旧西武クハ1772)、左側はJR貨物 DF200-207です。
表示幕は団体専用となってますが、初めて見ました。



3枚目は、富田駅に残っていた三岐鉄道 富田駅の駅名標です。
隣駅は三岐朝明駅だったはずですが、大矢知(おおやち)と表記されています。



三岐鉄道は1931(昭和6)年の開業時から当時の鉄道省 関西線富田駅を起点としていました。
セメント輸送が当初からの目的であったので、貨物列車の直通運転には都合が良かったと思われ、旅客列車も富田駅から発着していました。
1954(昭和29)年の電化後、1956(昭和31)年の電車により旅客運転の開始後も国鉄富田駅の乗り入れは継続していました。
しかし、乗客の多くが近鉄富田駅まで徒歩で移動していたので、旅客サービス向上を目的に1970(昭和45)年に近鉄富田~三岐朝明駅間の近鉄連絡線が開業しました。
全旅客列車が近鉄富田駅に運行することに対し、地元の商店街への影響を考慮して、完成後も国鉄富田駅への旅客列車は数本程度の運行が継続されていました。
しかし、利用者の低迷から1985(昭和60)年から旅客列車は近鉄富田駅発着に統一され、国鉄富田駅への乗り入れは休止されました。
自分も学生の頃に、国鉄富田駅への乗り入れ列車の乗ってみたかったので、一度、乗車したことがあっただけです。

昨日、ツアー会社の企画で貸切列車が富田駅に乗り入れるとのことで、JR関西線富田駅に行ってみました。
残念なことに、時間を間違っていて自分が着いた時には既に貸切列車が富田駅に到着していましたので、停車中の光景を撮っておきました。
なお、1枚目の写真を撮った跨線橋は、かつては三岐鉄道富田駅のホームに降りる階段が併設されていました。
現在でも階段は残ってますが、跨線橋から階段へは封鎖されていてホームに降りることはできません。