横風、盛り土で風が吹き上げ? JR羽越線事故 (朝日新聞) - goo ニュース
山形県庄内町での列車事故・・・これから山形県に帰省する身にとっては人事とは思えません。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
この事故の原因については様々な見解が出されておりますが、どうやら突風による横風が有力な見方のようですね。
記事に登場している大学の先生は40メートル以上の横風でなければ列車横転はないだろうとの見方を示しておられますが、付近の観測によれば20メートル未満だったとか?
ただ、観測の空白域だけに局所的な強風域が短時間だけ発生した可能性も否定できません。事故発生当時は吹雪や雷が激しかったことから対流雲(積乱雲)の存在が伺えますしこれにともなうダウンバースト(マイクロバースト)があったと考えると、局所的に40メートルを超える強風が一時的に発生したと考えることができます。
さて、40トンという重量の列車を横転させるほどの風とは如何ほどなのかを、私も計算してみました。各パラメータと計算式は次の通りです。
θ:車両の傾斜角、M:車両の重量、g:重力加速度、h:盛り土の高さ、H:車高
V:横風の風速、L:車両の長さ、ρ:空気の密度
V={Mg・sinθ / [ρL(H+h)] }^0.5 (式の導出過程は省略)
これらの値について詳しいデータがあるわけではないので、あちこちで調べたり憶測で値を代入しています。仮に
M=40000kg
g=9.8m/s^2
h=1.0m
H=3.5m
L=24m/両
ρ=1.293kg/m^3
として、車両がθ=45°傾く場合、横風としてはV=44.55m/sという猛烈な風が吹きつけることになります。しかし、ダウンバースト(マイクロバースト)に伴う突風の場合、決してありえない数値ではないと思われます。
観測網の盲点を付かれた形になったのかどうか・・・最終的には調査委員会の見解に委ねるしかありませんが、このような事故が二度と起こらないよう切に願っております。原因の究明と対策の実施を望みます。
山形県庄内町での列車事故・・・これから山形県に帰省する身にとっては人事とは思えません。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
この事故の原因については様々な見解が出されておりますが、どうやら突風による横風が有力な見方のようですね。
記事に登場している大学の先生は40メートル以上の横風でなければ列車横転はないだろうとの見方を示しておられますが、付近の観測によれば20メートル未満だったとか?
ただ、観測の空白域だけに局所的な強風域が短時間だけ発生した可能性も否定できません。事故発生当時は吹雪や雷が激しかったことから対流雲(積乱雲)の存在が伺えますしこれにともなうダウンバースト(マイクロバースト)があったと考えると、局所的に40メートルを超える強風が一時的に発生したと考えることができます。
さて、40トンという重量の列車を横転させるほどの風とは如何ほどなのかを、私も計算してみました。各パラメータと計算式は次の通りです。
θ:車両の傾斜角、M:車両の重量、g:重力加速度、h:盛り土の高さ、H:車高
V:横風の風速、L:車両の長さ、ρ:空気の密度
V={Mg・sinθ / [ρL(H+h)] }^0.5 (式の導出過程は省略)
これらの値について詳しいデータがあるわけではないので、あちこちで調べたり憶測で値を代入しています。仮に
M=40000kg
g=9.8m/s^2
h=1.0m
H=3.5m
L=24m/両
ρ=1.293kg/m^3
として、車両がθ=45°傾く場合、横風としてはV=44.55m/sという猛烈な風が吹きつけることになります。しかし、ダウンバースト(マイクロバースト)に伴う突風の場合、決してありえない数値ではないと思われます。
観測網の盲点を付かれた形になったのかどうか・・・最終的には調査委員会の見解に委ねるしかありませんが、このような事故が二度と起こらないよう切に願っております。原因の究明と対策の実施を望みます。