徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

盗難被害にあう

2021-07-23 18:08:50 | Weblog
ソクチくんの職場が盗難被害にあった。盗まれたものは

測器約20台

。被害総額は

750,000ユーロ以上(約1億円)

という、結構な額らしい。


私が知っている測器というと、日射計とか分光器とかレーダーなので、『盗んでも売れないよね?』と思っていたけれど、ソクチくんの分野は割と日常生活に関わる分野なので、測器の需要はあるらしい。

その分野に詳しい人が窃盗グループにいるのか、

高価で比較的新しいもの

ばかり盗まれたらしい。ドローンは盗まれたものと盗まれなかったものがあったらしいけれど、盗まれた方は

大型で精度が高い測定ができるもの(高価)

だったらしい。しかも、どの部屋に測器が保管されているのか知っていたようで、保管部屋のドアだけがこじ開けられていたらしい。

警察の話によると、2週間程前にも近くで窃盗事件があり、『もしかすると同じグループなのかもしれない。こちらはワルシャワまでは追跡できたけれど、その後は追跡不可』とのことで、ソクチくんの職場の測器も見つからないだろうな、と思う。ソクチくんの職場が今できることは、インターネットのオークションサイトのチェックと、測器がメンテナンスのためにメーカーに持ち込まれた時を想定してメーカーにシリアルナンバーを伝えるくらい。


被害額は大きいけれど、保険には入っているだろうから、すぐに必要な測器については購入できるよね、と思っていたら、ソクチくんの職場は州の機関の1つで、

無保険

とのことだった。保険に入らなくても潤沢な資金があるから再購入できるから、ということらしい。
いや、州自体には金はあるかもしれないけれど、すぐに新しい測器を購入できる予算はつかないのではないだろうか…

もう1つ気になるのは、防犯面。
ソクチくんが以前、大学(これも州の機関の1つ)で働いていた時、ご近所の研究室で盗難があったので、ソクチくんの研究室も防犯を見直したらしい。

スタッフが『防犯カメラを導入しよう』と提案したものの、『高いし、録画する機械もない』と言うことで、防犯カメラっぽく見えるものと点滅するLEDランプを取り付けた。

しばらくして大学の事務から『取り外すように』と連絡があったらしい。ダミーであることを説明しても、『カメラで監視されている、と

感じることもNG

』らしい(少なくともその大学ではそうだった)。

州内の別の市にあるソクチくんの職場と同様の機関も、去年盗難の被害にあっている(そして盗まれたものは見つかっていない)。保険に入ったり、防犯を強化したり対策をしたほうがいいのではないだろうか、と、他人事ながら気になる。

コメント
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