徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

一時帰国(2024年初夏)-苗木城跡編

2024-12-06 16:04:08 | 日本


中津川3日目は、午後出発予定だったので、午前中に苗木城跡へ行くことにした。苗木城は、木曽川の右岸の山にあった山城。
パンフレットによると、駅から

約3.5キロ、歩いて1時間程度

となっていたので歩いた。道中ところどころに看板が出ていてとても親切だった。

木曽川を渡ると城山麓の大手門があり、四十八曲がりと呼ばれる急な坂道がある。長さ500m、高低差150mらしい。「え、ここを登るの?」というのが正直な感想。竹製のストックが置かれていたので拝借した。必要だった。パンフレットには、「大名の参勤交代もここを用いました」とあるので、大変だっただろうな、と思う。

そんな坂道を登り切って到着した苗木城跡はとても素晴らしかった。
苗木城は岩山に築城されたので、利用できる土地の確保が困難だったため、岩に穴をあけて懸け造り(清水の舞台のような)するなど、工夫がされたらしい。

写真は大矢倉跡。石垣がよく残っている。手前の岩も石垣の一部として利用されている。

天守台や馬洗岩の巨大な岩を見てぐるっと散策した後は再び駅へ。四十八曲がりを下るのは無理なので、飛騨街道を通るルートにした。パンフレットをよくよく見たら、「こちらのウォーキングルートがオススメ」と書かれていた。本当にこちらがおすすめ。



飛騨街道ルートには、顔に見える「おばけ岩」、船や鮒に見える「ふな岩」、弁慶が割ったと言われる「弁慶岩」(写真)の奇岩があってなかなか楽しめた。



そして、飛騨街道ルートと四十八曲がりルートの合流地点付近には1978年に廃線となった北恵那鉄道上地橋梁跡(写真)がある。橋脚の形が違うのが面白い。

中山道は外国人が多かったけれど、こちらはあまり知られていないようで、日本人ばかりだった。飛騨街道ルートで苗木城跡散策はおすすめ。
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