イタリア人のタンデムパートナーと私には共通の知り合いがいるので、時々、『彼女は元気にしている?最近会った?』と聞くことがある。タンデムパートナーはたいてい『
電話をしたかったんだけど
』と日本語で言い始めるので、私は「あぁ、忙しくて電話できなかったんだな」と先を読む。
が、彼女の言葉は『
家にいなかった
から話せなかった』などと続く。「あれ?電話しているじゃん」と思うけれど、話が先に続き、毎回日本語の訂正はできない。
ある日、義母からソクチくんがいないときに電話がかかってきた。ソクチくんが帰宅後、『Deine Mutter hat dich angerufen.』と伝えたところ、ソクチくんは『
僕とは話していない
よ。正しいのは
Deine Mutter mich angerufen.
だね』と言う。dich=あなた、mich=私。つまり、「あなたのお母さんが私に電話した」という文章が正しいという。誰が誰に電話をかけたか、ではなく、「誰が誰と電話で話をしたのか」を表す文章だった。
ここでタンデムパートナーの話を思い出した。そうか、anrufenは辞書を見ても「電話する」となっているけれど、実際は
~と電話で「話す」
という意味なんだ、と気が付いた。タンデムパートナーは友達と電話で「話したかった」けれど不在だったから話せなかった、というドイツ語を日本語に訳したから、「あれ?」という日本語になったんだ。
「~に電話をしたけど(目的の人に)つながらなかった」という文章は、versuchen(英語ではtryに相当)を使って、例えば「Ich habe versucht, dich anzurufen.」と言う。
これは知らないと『電話するって言ったのにしなかったね』『電話、したよ!(でも不在だった)』と言うことになりかねない。注意しよう。
電話をしたかったんだけど
』と日本語で言い始めるので、私は「あぁ、忙しくて電話できなかったんだな」と先を読む。
が、彼女の言葉は『
家にいなかった
から話せなかった』などと続く。「あれ?電話しているじゃん」と思うけれど、話が先に続き、毎回日本語の訂正はできない。
ある日、義母からソクチくんがいないときに電話がかかってきた。ソクチくんが帰宅後、『Deine Mutter hat dich angerufen.』と伝えたところ、ソクチくんは『
僕とは話していない
よ。正しいのは
Deine Mutter mich angerufen.
だね』と言う。dich=あなた、mich=私。つまり、「あなたのお母さんが私に電話した」という文章が正しいという。誰が誰に電話をかけたか、ではなく、「誰が誰と電話で話をしたのか」を表す文章だった。
ここでタンデムパートナーの話を思い出した。そうか、anrufenは辞書を見ても「電話する」となっているけれど、実際は
~と電話で「話す」
という意味なんだ、と気が付いた。タンデムパートナーは友達と電話で「話したかった」けれど不在だったから話せなかった、というドイツ語を日本語に訳したから、「あれ?」という日本語になったんだ。
「~に電話をしたけど(目的の人に)つながらなかった」という文章は、versuchen(英語ではtryに相当)を使って、例えば「Ich habe versucht, dich anzurufen.」と言う。
これは知らないと『電話するって言ったのにしなかったね』『電話、したよ!(でも不在だった)』と言うことになりかねない。注意しよう。
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