11月に始めた刺し子がとても楽しくて「もっとやりたい」と思った。キットは全部そろっていて楽だけれど、ふきんは使わないし、コースターはあるし、どうしようか、とネットで少し調べたら、素敵なブックカバーを売っている方がいた。「いいなぁ」と思ったものの、人前で使えるものを作るにはまず練習、ということで、夜、ベッドサイドテーブルに携帯を置くマットを作ることにした。
刺し子のデザインは、書き方を公開している方がいたので、それを参考にした。
テーマはやっぱり
あるもので作る
ということで、表布はソクチくんの穴の開いたジーンズを解体したものがまだ残っていたので、それ。裏布も手持ちのもの。刺繍糸はソクチくんの実家で余っていたもの。
問題は、刺し子のデザインを表布に何で書くか。
まずはチャコペーパー。赤、白、黄色を試したけれど、白と黄色は見にくい。
チャコペンは刺しているうちに消えちゃうだろうし。
と、これまたネットで調べたら、
フリクションシリーズ
を使っている方が多かった。フリクションの色鉛筆なら持っているので、それを使ってみた。
黄色なら何とか見えるかな、という程度だった…
さらに、ごしごし線を書いていたら
ジーンズが伸びて
交点が合わなくなった。
とはいえ、何とか刺せるくらいに線が見えるようになったので刺し子開始。ちなみに、義実家からもらった刺繍糸はどれも25番のもので、
西ドイツ製
だった。色は、赤、オレンジ、ピンク、茶、緑、黒。1綛の長さが10メートルと8メートルのものがあり、もしかして以前は10メートルだったりしたのかしら、と思った。
(「綛」は、その昔、名前に綛のつく同級生がいて、やっぱりみんな読めなかった。そんな時、「糸を1綛、2綛と数えるときの綛です」とその同級生は説明していたけれど、私は「糸を数えるときの綛?」と思っていたけれど、今になって「これか!」とやっとわかった。)
外枠は茶、模様はピンクとオレンジを選んだ。出来栄えについては思うところは多々あるものの、おおむね満足。やっぱり楽しかった。
さて、「刺し子」とはなんだろう。もともとは布の補強らしいけれど、この前したふきんでは、裏側の模様も楽しめた。今回の携帯を置くマットは表布に刺し子をしてからマットに(ソクチくんが)仕上げたので、裏側には模様がないのだけれど、「刺し子」になるのだろうか、と定義に関しては相変わらずよくわからない。
去年ドイツのテレビ番組の1コーナーで刺し子が取り上げられたようで、先日たまたまその動画を見つけた。5分弱のコーナーで、すべてドイツ語だったのであまりよくわからなかったけれど、ドイツ人で刺し子をしている人が刺し子を紹介していた。テーマは
ジーンズの修理
だった。穴の開いたジーンズの補修で、あて布をしてチクチク縫ったものがいくつか並べられていたけれど、直線やらせんで正直「え?あまり魅力的じゃないけど」と思ってしまった。一緒に見ていたソクチくんは『刺し子って、装飾的な面もあると思うんだけど、これ、まったくなかったね』と言っていた。
刺し子、よくわからないけれど、またやりたい。
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