徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ドイツ語の本-Aschenputtel -Cinderella-

2017-04-22 16:19:19 | ドイツ語の本


本の交換場所で「シンデレラ」を見つけた。以前読んだシンデレラは続編だったので、喜んで持って帰った。しかも、ドイツ語と英語で書かれている。

早速読み始めて「あれ?ちょっとおかしくない?」と思い始めた。お父さん、

ヘーゼルナッツの枝を折る

んだっけ?シンデレラはその枝をお母さんのお墓のそばに植えるんだっけ?ぱらぱらとページをめくっても

魔法使いが出てこない

。ソクチくんに伝えると、『それはディズニー版。あおが持っているのは

グリム童話版

だよ』と言われた。確かに表紙にグリム兄弟と書かれていた…

3日間、お城で舞踏会があり、シンデレラは鳩が用意してくれたドレスと靴で参加する。王子はシンデレラを気に入り、シンデレラが帰宅するときに

後をつけて

シンデレラの家を特定する。シンデレラはうまく逃げるので、王子は気に入った女性がシンデレラかどうかは特定できない。3日目、王子は階段に樹脂を塗り、シンデレラの

金の靴

を得る。
その金の靴を持ってシンデレラの家に行き、まず姉たちがその靴を履く。上の姉はつま先が大きすぎて靴が入らなかったので、お母さんが『どうせ女王になったら歩くための足何て要らないんだから、

そのつま先、切り落としてしまいなさい

』と言い、つま先を切り落として靴を履く。王子は『おぉ。靴がぴったりだ。あなたがあの時の娘だ!』と喜び、馬に乗せて帰ろうとする。途中、シンデレラのお母さんのお墓のそばのヘーゼルナッツの木に止まっている鳩が『靴は小さすぎる。靴に血が付いている。本物の花嫁は家にいる』と教えて、シンデレラの家に戻る。

2番目の姉はかかとが大きすぎたので、お母さんに言われてかかとを切り落とす。
王子喜ぶ→馬に乗せる→鳩が教える→家に戻るを繰り返し、今度はシンデレラに履かせ、顔をよく見ると舞踏会の女性だと気が付き、お城に連れて帰る。

という話だった。

ソクチくんには『おとぎ話だから』と言われたけれど、
・お父さんはいくら不在がちとはいえ、自分の娘が汚れた服でキッチンで寝ていても気にならないか?
・シンデレラは本名があるはずなのに、お父さんも「シンデレラ」と呼ぶのはなぜ?
・鳩はどこからドレスと靴を持ってくるの?
・毎回シンデレラがドレスと靴を返すのはなぜ?
・王子は鳩に言われないと2人の姉が自分が探している女性だと気が付かないの?
などなど気になる点が盛りだくさんだった。もうおとぎ話を読む歳ではないのか…


この本、ドイツ語と英語で書かれていたので、両方読んだ。
あるドイツ語の文が過去形で書かれていたけれど、英語では

would

が使われていた。ソクチくんに『おかしくない?』と聞いたところ、少し考えてから『確か、wouldで

過去の習慣

を表せるんじゃなかったっけ?』と言われた。そういえば、高校生の時に『I would often go fishing.』とかいう文章を読んだような気がする…


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 他大学のPh.Dディフェンスに行く | トップ | 風邪を引く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ドイツ語の本」カテゴリの最新記事