王侯貴族が愛するワインは、アイスワインだけでなく貴腐ワインもある。
蜂蜜のようにトロリと甘く、熟成した深みのある食後酒。
貴腐ワインは、貴腐菌の働きで、ブドウの実の皮の部分がメッシュ状になり、そこから水分が抜け糖分だけが濃縮される。
実ったまま干しブドウ状態になるが、このようになるには自然条件が限られ、世界中どこでも出来るものではない。
しかも、ブドウ一房全てが貴腐ブドウになるわけではないので、一粒ずつ手作業で選び、一房分からスプーン一杯の貴腐ワインが出来るかどうかである。
王侯貴族のワインと云われる由縁だろう。
特に、ボルドーのソーテルヌやハンガリーのトカイが有名で高価だが、オーストラリアには“スリーブリッジス”と云うコスパの良い貴腐ワインがクアトロに入荷していた。
貴腐ワインを、食事の締めくくりだけでなく、バスク風チーズケーキに合わせるのも王侯貴族の気分をもたらす。
クアトロの休み明け、明日から試してみよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます