Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

至福の席、至福の時間ージョシュア&スティーブン@シンフォニーホール、バーミンガム

2011-03-05 19:30:00 | イギリス
昨日と同じメンバー&プログラムの演奏会がバーミンガムで開かれた。このプログラムを知ったのは、バーミンガムが先で、プログラムーブラームスの二重協奏曲ーを見て、バーミンガムがどんなところかは知らないけれど、とりあえず席を確保したのであった。そのお陰で(?)ソリストの目の前、最前列中央少々左寄りー面識のある演奏家に対してこの席は失礼かな、とも思いつつ、欲求には勝てず。

ジョシュには悪かったかもしれないけれど、結論から言えば、こんなに素晴らしい音をこの席で聴かせてもらって、感謝の言葉もありません。

スティーブンの音は昨日と同様、とても美しく聴こえた。やっぱりチェロの音って琴線に触れる気がする。第二楽章、こちらを向いて演奏するときには、譜面が透けて見えたので、譜面を追いながら楽しむーでも、ふと、譜面なんて追いかけていると、脳の違う部分が活性化してしまい、音楽を楽しんでいなかったんじゃないかと反省。

ジョシュのイタリアは今日も制限速度ぎりぎりで走っていた。第四楽章の最初はちょっと制限速度を超えてクラッシュ寸前だったかも。でも、楽しかった~。クラシックというより、ロックヴァイオリニストになれるよ、ジョシュ。演奏中もジョシュは汗だくだったけれど、演奏後見たらヴァイオリンも汗だく。もしかして、ストラドの妙なる調べの元はニスではなく汗では(冗談です)?指揮をするというより、自分が音楽に乗ってしまう感じのジョシュ。指揮法、ちゃんと習っているのかな(失礼な発言)。

そして、後半。ブラームスの二重協奏曲。ヴァイオリンもチェロも、素晴らしい音と技術を目の前で聴かせて/見せていただいて、本当に幸せだった。オーケストラとしての音のバランスは勿論良くない席だけれど、2人の音に関して言えば、80%位は私が吸収していたのでは、と思えるのでそれで満足。第二楽章のフレージングが2人異なるように聴こえたのは楽譜がそうなのか、二人の感覚が違うのか、覚えているうちに確認したい。第三楽章はヴァイオリン協奏曲の第三楽章も同じなのだけれど、後の短い音が重く感じられる奏者と、軽く感じられる奏者があるように思う。ここもスティーブンが前者、ジョシュは後者ーと、最近よく一緒に活動する2人でも違いがある。ベストパートナーはこれらが自然と一致する人なのだろうか。

あら、ちょっと文句が多かったかしら?でも、とても美しく楽しく、至福の時を過ごすことができました。ありがとう!


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