Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

ブラームスチェロソナタByイッサーリス@ウィグモアホール、ロンドン

2011-04-08 19:30:00 | コンサート
「月がとっても青いから~、遠回りして帰ろ~♪」って私は一体幾つなのだろう?

という訳で、お天気がとても良いから、演奏会へ行くことにした。イッサーリスのチェロで、ブラームス、グリーグのチェロソナタなど。

イッサーリスのチェロの音。ワインを味わうように、どんな風に例えられるか考えてみる。懐かしい、暖かい、語りかけるような。きらびやかさはないけれど、少し繊細でゆったりと語りかけてくる。右手の動きの美しさと相まって、ゆったりとした、優雅な気持ちになる。

ブラームスのチェロソナタ。これも、なぜか非常に懐かしい曲。いつ、なぜ、そんなに聴いたのか思い出せないのだけれど、体がこの曲を覚えている。人間の記憶というのは面白いものである。勉強も体が覚えているというくらい真剣にやってみたいものである(恥)。

グリーグは、それほど聴いた記憶がない。最後を思いっきり早く弾き抜いて、「おつかれさま」。聴衆は拍手喝采。中堅の男性が多い。なんだか面白い。

休憩のとき、前から白髪とお髭の、どこかで見たことのある顔をした人が歩いてくる。も、もしや、Sir.リチャード・ブランソン?そうに違いない、だって、みんなちらちらと彼のことを見ているもの。笑顔が優しく美しい。私の横で、彼の知り合いらしき人がその知り合いと話をしているのを見ている様子。ああ、でもはしたないから、そちらを向いてはいけないわ。。。

イッサーリスのチェロより印象に残ってしまったブランソン氏の笑顔(苦笑)。


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