本日はこの硫黄島の戦いの2部作で日本目線で描いた戦争映画「硫黄島からの手紙」をご紹介‼(1作目はアメリカ側のお話「父親たちの星条旗」です)
監督は「父親たちの星条旗」のクリント・イーストウッドが続投‼日本人には描けない兵士たちの繊細で人情み溢れる部分までも見事に描いた映画です。
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硫黄島の激戦を戦う日本兵たちの姿を描いた戦争人間ドラマ。
*上映時間 ・・・ 140分
*日本公開日 ・・・ 2006年12月9日
*監督 ・・・ クリント・イーストウッド
キャスト
・栗林 忠道・・・渡辺 謙
小笠原方面最高指揮官、日本陸軍中将。アメリカ日本大使館での勤務経験がある。
・西郷 昇・・・二宮 和也
硫黄島守備隊所属する兵士。パン屋を営んでいた。
・西 竹一・・・伊原 剛志
戦車第26連隊長、日本陸軍中佐。馬術でオリンピック金メダリスト。
・清水 洋一・・・加瀬 亮
硫黄島に派遣されてきた兵士。
・伊藤・・・中村 獅童
海軍部隊の指揮官、海軍大尉。栗林の戦略に納得しておらず勝手に行動することが多い。
・藤田 正喜・・・渡辺 広
栗林中将副官、日本陸軍中尉。
・花子・・・裕木 奈江
西郷の妻。
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<あらすじ>
2006年、硫黄島の地中から数百通もの手紙が発見された。それはかつてこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった……。戦況が悪化の一途を辿る1944年6月。陸軍中将・栗林忠道が硫黄島に指揮官としてやってきた。アメリカ留学の経験を持つ栗林の防衛戦略は、島中にトンネルを張り巡らし、地下要塞を作り上げるというものだった。1945年2月19日、ついにアメリカ軍が上陸する。戦いは36日間にも及ぶ激戦となった。徐々に退却を強いられていく日本軍。玉砕を求める部下に、栗林は最後まで戦いぬけと命令した。
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様々戦争映画を拝見しておりますが、どの戦争映画もその作成国目線で描かれており平等な立場で鑑賞できず非常に難しい気持ちになっておりますが、今回の映画は相手国であるアメリカ人であるクリント・イーストウッドがメガホンを握ったことで、戦争の残酷さよりも戦場で戦う兵士たちの人間模様をメインに描いており、兵士たちの心はアメリカでも日本でも人間であれば心は一緒だという事を映画を通じて感じました。
日本の実話映画は何の決まりなのかわからないが実名で演じる映画が少ないがこの映画は実在の人物の名前をそのまま用いることでより登場人物たちに興味を持たせてくれた!
渡辺謙演じる栗林忠道が現地に到着し車を使わず足で島全体を探索し戦略を練るシーンは(パッケージの画像ですね♪)血生臭い戦の中で唯一美しいと感じるシーンでした。
今回の「硫黄島からの手紙」では日本兵たちが、飲まず食わずの状態で明日死ぬかもしれないような激戦区の中で、家族に会うことを強く願い、国の為ではなく家族の為にも生きて帰るため戦いぬく兵士たちの姿がこの映画では強く描かれている。
この映画では「父親たちの星条旗」のアメリカ兵同様に、幼い子供たちに希望の未来を残してあげる為、尊敬できる上司や共に戦った仲間の為に命をささげる兵士たちの姿があり、過去様々第二次世界大戦を描いた映画を拝見してきたがここまで素直に兵士たちの姿に心打たれた作品は数少ないひとつでしょう。
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