湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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オネゲル:交響曲第2番

2017年02月01日 | Weblog
ミュンシュ指揮パリ音楽院管弦楽団(gramophone/DANTE,LYS/cascavelle(「音楽のレジスタンス」所収)/artone/SLS)1942/10/15-16、3楽章のみ1944/3/1・CD

占領下のパリで録音を始め、開放後改めて3楽章を収録して完成させたという非常に有名な録音。オケがもともと生々しく情熱(と雑味)を持った演奏をなす傾向があり、セッション録音ですら表出意欲のために乱れを辞さないところがあるが、これも最初から旋律性に重きが置かれ、のちの時代の記録と比べて別の曲のような、構造より押し合いへし合い突き進む響きの流れを重視する演奏で、ある意味とてもミュンシュらしい。縦があまり重視されず、3楽章でリズムが錯綜する場面では雑然とするところもあるが、結局高らかに、咆哮するトランペットでムリヤリ勝利を勝ち取ったような力づくのところは、私は好きだが、ザッヒャーならやらないだろう的な感じ。歴史的意義うんぬんは別として闘士ミュンシュらしさを感じたい人に向いている。
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2 Comments

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Re:一番ミュンシュらしい (r_o_k)
2017-02-02 07:07:58
これが一番わかりやすいですよね、オケが良い気がします。SLSはCD-Rレーベルです。yves saint-laulent studioといいます。左欄のブックマークに直販サイトへのリンクがあります。少し高めですが国内ネット通販店でも取扱しています。
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一番ミュンシュらしい (サンセバスチャン)
2017-02-01 23:53:16
私はミュンシュの指揮で四種持っていますが、これが一番好きです。バローが朗読する曲と組み合わせてありますが、そちらはよくわかりません。ところでSLSとは何ですか?
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