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韓国ドラマ「財閥家の末息子」あらすじと感想、二度目の人生は復讐者

2023-03-04 | 韓ドラ さ行、さし


韓国ドラマ「財閥家の末息子」あらすじと感想、最終回。
全16話。自己最高視聴率は第16話の26.9%。
本作は、財閥家に尽くした秘書が裏切りにあい殺害され、その後その財閥の末息子として転生し、時空を超えて2度目の人生を歩む痛快な復讐劇です。
初回のヒョヌ(ソン・ジュンギ)は40代を演じ、1980年代のドジュン(ソン・ジュンギ)は20代の大学生ですが、ぜんぜん違和感なく見事に演じ分けていて、ソン・ジュンギ君だからこそ演じられるミラクルだと思います。
また、イ・ソンミンさんが、ソン・ジュンギ君の才能に目を付ける財閥の創始者チン・ヤンチョル会長をカリスマ性たっぷりに演じ、視聴者の心を惹きつけます。 トップとしてリーダーとして少しもブレない強い自信は会長としての必須条件なんですね。
本当に身に備わる威厳がにじみ出る見事な演技で、チン・ヤンチョル会長が「ドジュン(ソン・ジュンギ)、誰も信じるな!」という強い態度で示す言葉が心に残る緊張感溢れるドラマでした。
また、脇を固める会長の子供たちのチョ・ハンチョルさん、ユン・ジェムンさんやドジュンの相棒となるパク・ヒョックォンさんなどお馴染みのベテラン俳優さんたちとの相性もバツグンで、
その会長の子息たちと後継者争いを繰り広げるドジュン(ソン・ジュンギ)のやられたらやり返すの激しいせめぎ合いはスリリングです。でも、ドロドロ感は全くない見やすい痛快ドラマで、これも高視聴率に繋がった結果だと思います。
また、劇中1980年代から現代までが描かれていくのですが、その当時の出来事が実写映像で流れ、見ごたえがあります。
特に2002年サッカーワールドカップでイケメンのアン・ジョンファン選手のゴールのパフォーマンスは今でも強く印象に残っていて、韓国が準々決勝に進出し、更に準決勝まで上り詰め、韓国中が盛り上がったニュースは今でも鮮明に覚えています(笑) このアン・ジョンファン選手って、ソン・スンホンさんに似ているんですよネェ~(笑) 
あと、この時代はガラケーの携帯電話ですが、意外とコンパクトで結構使いやすそうに見えてしまったのが、笑えました。
本作もラストでhappyendで終わりましたというラブラインがなかったですが、女性検事ミニョン(シン・ヒョンビン)とは、はじめからピンとくるものがなかったので、これで良かったのかなぁ~? ソン・ジュンギ君も美しいイギリス人女性と結婚してパパになりますからねぇ。
ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに!

あらすじ(ネタバレあり)
1話
未来資産管理チーム長のヒョヌ(ソン・ジュンギ)は同僚たちから高卒だと露骨に陰口をたたかれても黙々と仕事に励みスニャングループのために献身的に働いてきました。
ある日、スニャングループの現会長のチン・ヨンギ(ユン・ジェムン)が持病で倒れ、その空席に、息子で副会長のチン・ソンジュンが会長に就きます。
そんな時、検察による裏金追及の家宅捜査がスニャングループに入ります。
未来資産管理チーム長のヒョヌ(ソン・ジュンギ)はチン・ソンジュンの指示で海外のペーパーカンパニーの巨額隠し資金の発覚を防ぐためトルコに向かいますが、スニャングループが送った殺し屋によって殺害されます。そして、その中にはヒョヌの部下だったシン・ギョンミン代理(ジニョン・GOT7)がいたのです・・・
予想できない裏切りに合ったヒョヌ(ソン・ジュンギ)でしたが、気が付くと1987年、スニャン家の末息子チン・ドジュン(ソン・ジュンギ)として生まれ変わったのです。

2話
スニャングループとその一族のために献身的に働いてきたヒョヌ(ソン・ジュンギ)はまさかの裏切りで殺害されました。
ところが、気が付くと1987年、スニャングループの創始者チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)の孫チン・ドジュン(ソン・ジュンギ)として転生していたのです。
そこで見るスニャングループの創始者チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)会長は20年前に死んだ人で父は会長の三男ユンギで映画製作会社の代表で母は元女優ヘイン(チョン・ヘヨン)だったのです。 そして、ドジュン(ソン・ジュンギ)は初めて祖父の誕生日会で会長宅に家族で向かいますが、チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)会長は父のユンギに「映画がスニャングループの助けにならない」と言って、スニャングループの後継者から除外していました。
そして、ドジュン(ソン・ジュンギ)に生まれ変わったヒョヌは自分がスニャンを知り尽くし、知っている過去がそのまま繰り返されていることを確認しますが、自分であるチン・ドジュンに関する記憶だけは残っていないのです。
何故だろう?と混乱するドジュン(ソン・ジュンギ)・・・
また、ドジュン(ソン・ジュンギ)は自分だけが知っている1987年の出来事を利用して、祖父のチン・ヤンチョル会長が直面している問題を解決するのです。
更に祖父を飛行機爆破事件から救うこともでき、祖父の心を動かしたドジュンはこの時、祖父からソンナム市にあるブンダンの土地をもらいました。
なおかつ、祖父のチン・ヤンチョル会長は家族たちにドジュン(ソン・ジュンギ)は私の孫だと言って、今週末の家族会からドジュン(ソン・ジュンギ)の家族も一緒に食事するようになったと長男の嫁ジョンレに伝えます。
そして、ドジュンはこのチン家の中に僕を殺した奴がいるんだとつぶやきます・・・

3話
この人生は自分にとって大きなチャンスだというドジュン(ソン・ジュンギ)は1996年にソウル大法学部を首席で合格し、大学生に成長します。
その後、祖父のチン・ヤンチョル会長から買ってもらったブンダンの土地が都市再開発となり、中高層アパートが建つことになりました。
祖父は「こうなることを知っていたのか?運がいいのか?」と言うと「5万坪の土地を小遣いとしてくださったおじいさんのお陰です」と言い、運がいいんですかね?と微笑みます。
そして、お前が稼いだ金は240億だと言って銀行に連れて行き「この大金を私が銀行の利子より高くつけてやる」と言いますが、ドジュンはすべてのお金をドルに換金したのです。
祖父はドジュンが運がいいのか?眼識があるのか?興味を持たせる孫になりました。
その後、ハンド製鉄が長男のチン・ヨンギ副会長(ユン・ジェムン)の手に落ちることを阻止するためにドジュンが画策します。
また一方で、検事のソ・ミニョン(シン・ヒョンビン)は転生したドジュンに大学で運命的に再会しますが、彼女は「どこかで会ったことがある?」と聞きます(笑)
ドジュンは意外にも彼女を積極的に誘っていきますが、何か計画があるのでしょうか?

4話
自分の手柄が欲しい長男ヨンギ(ユン・ジェムン)はハンド製鉄買収のために総力を繰り広げますが、そのためには兄弟同士のぶつかり合いも激しくなるのです。
しかし、その兄弟喧嘩のすべてはドジュン(ソン・ジュンギ)の計算の1つだったのです。
そのドジュン(ソン・ジュンギ)はアメリカからオ・セヒョン代表を呼び寄せ、手を組んで投資専門会社を設立します。ところが、長男ヨンギと次男ドンギ(チョ・ハンチョル)は、この二人の動向を調査しているのです。
また、祖父のチン・ヤンチョル会長はドジュンと息子たちと訪れたスピードウェイでスニャン自動車のレーシングカーが車両欠陥を起こしてしまいます。
そして一番のライバルであるテヨングループのチュ会長は「贅沢な趣味だ」とあざ笑うのです。
これに対して大きく動揺するチン・ヤンチョル会長ですが、それでもハンド製鉄を買収してスニャン自動車を手放せない理由が別にあったのです。
そんな時、息子たちさえも面倒だと思うスニャン自動車を「スニャングループのエンジンだと思います、今までの成功に必要だったものはパワーとエンジンかと」と主張するドジュンの言葉は祖父のチン・ヤンチョル会長に大きな慰めを与えたのです。
ところが、資金不足のテヨングループがハンド製鉄の買収に乗り出したのです。
またパワーシェアーズもハンド製鉄の買収に乗り出してきましたが、この会社がドジュンのお金で運営されていることを祖父のチン・ヤンチョル会長が知り、オ・セヒョン代表を呼び出しますが、その時、次男ドンギとテヨングループのチュ会長の投資の話を聞かされるのです。
そして、今度は長女ファヨンが長男ヨンギを訪ね、夫の政治家支援と引き換えにハンド製鉄の買収を手伝うと言ってきます。

5話
長い交渉の結果、スニャングループがハンド製鉄を入札し、副会長で長男ヨンギが買収に成功しましたが、同時に莫大な借金も負うことになります。
そして、全てがドジュンの思い通りに進んでいて、スニャングループの危機はドジュンのチャンスになるのです。
その後、韓国では通貨危機で国家が破産し誰もが経験したことのない暗く重い世界がやってきました。
スニャングループのチン・ヤンチョル会長(イ・ソンミン)もどうやって生き残ろうかと頭を悩ませています。
ただ、ドジュンだけは予測していたどおりにこの通貨危機を準備していたのです。
そして、業界2位のアジン自動車が倒産しますが、ヒョヌだった時の父が勤めていた会社だったのです。
そして、チン・ヤンチョル会長は自分のスニャン自動車を守るために、あえてアジン自動車を買収すると息子たちに話します。
また一方でミラクル投資のオ・セヒョン代表は経営権も従業員の雇用も保証しますとアジン自動車に買収条件を出します。
全てはヒョヌの家族を元に戻すためのドジュンの計画でしたが、チン・ヤンチョル会長(イ・ソンミン)の妨害によって買収失敗の危機を迎えそうです。
今度は仕方なくオ・セヒョン代表は直接チン・ヤンチョル会長に会いに行きます。

6話
ドジュンは母のクッパ店を買ってあげましたが、その母が自ら命を絶ったと近所の人たちから聞きます。僕の知る母は決してそんな人ではないし、一体今まで何があったのかと母のクッパ店に向かいます。
そこで、昔母と会話した言葉を思い出します。母の様子を気にかけながら「僕が大学を出ていっぱい稼いで借金は返すよ」と言うと母は「たくさん稼ぎなさい、たくさん稼いで自分の子供に負い目を感じないように生きていきなさい」とヒョヌに伝えたのです。
その場でドジュンは母親が着ていた自分の中学時代のジャージを手にして大粒の涙を見せます。
そして、母がスニャン生活科学の株を買っていたことを知り、母の死の真相を調べる唯一の手がかりになります。その結果スニャン生活科学の個人投資家たちを犠牲にした投資だったのです。
ヒョヌの母はチン・ヤンチョル会長(イ・ソンミン)に殺されたのです。
その後、ドジュンはこれからの事業計画に向けて、長女の娘婿チェ・チャンジェ(キム・ドヒョン)をソウル市長にして味方につけようとします。
ドジュンのミラクルは、長男ヨンギの息子で後継ぎ候補のソンジュンを罠にはめて新ソウルタウンの事業を横取りしたジェア建設の大株主です。
そして、チン・ヤンチョル会長がミラクル投資の本当のオーナーを教えろとオ・セヒョン代表を脅してきます。

7話
チン・ヤンチョル会長の前に姿を現したドジュンは「ミラクルの大株主のチン・ドジュンです」と頭を下げます。
正体を知った祖父は「婿のソウル市長を利用し、新ソウルタウンの事業を横取りしたのもお前の仕業か? そして今までいろいろな喧嘩を売り続けていた奴が、この私の末の孫だったのか?」「なぜ、そんなことをする」と祖父のチン・ヤンチョル会長は激しく怒鳴ります。
「こうすれば、私が跡継ぎでもないお前にスニャングループを渡すとでも思ったのか」と更に激しく問い詰めますが「いいえ、おじいさん、僕のお金でスニャンを買うつもりです」と、じっと祖父の顔をみます。
その後も祖父のやり方に反発し逆にやりこめてしまうドジュンですが、祖父のチン・ヤンチョル会長は面目を失うほど自分の名誉を傷つけられたのです。
また、すべてドジュンの思い通りになる状況にオ・セヒョン代表は「本当は22歳じゃないだろう?実は中身は40代なんでは?もしくは人生2度目とか?」と冗談を言って、二人は笑っています。
チン・ヤンチョル会長の大きすぎる家族愛のせいで、ドジュンは最愛の家族を失いました、そして自分も裏切りにあいスニャングループから殺されたのです。
ドジュンは決して、長男継承制を言い続けているチン・ヤンチョル会長の子供たちにスニャングループを簡単に渡すことは許さないと心に誓います。これがスニャングループを買収する本当の理由なんです。
ところが、チン・ヤンチョル会長もドンジュンの新ソウルタウン事業の目玉となるDMCを潰しに入ります。DMC計画が頓挫すれば初期投資に大金をつぎ込んだミラクル投資は大きな痛手になります。その後、ドジュンは婿のソウル市長がDMCをスニャンに渡そうとしていることを感じます。そうなれば新ソウルタウン事業計画はスニャンに戻ってきます。
ところが、そんな時、祖父のチン・ヤンチョル会長は脳の血管の病気になります。



8話
ドジュンはDMC事業を続けるためにテヨングループのチュ会長を訪ね、テヨン物産がスニャン運輸を抜いて物流業界1位になれる方法を会長に教えに来たと伝えます。
そして、ドジュンはホームショッピングチャンネルを買収するよう説得し、テヨンをDMCに参加させます。
祖父のチン・ヤンチョル会長はドジュンの提案でテヨングループのチュ会長がDMCに参加することになったことを聞き、大きな衝撃を受けます。
長男の孫のソンジュンに結婚プレゼントとして株式贈与を準備していた祖父のチン・ヤンチョル会長は「月曜日からコチャン物流倉庫で働け、新ソウルタウン事業やDMC建設工事受注の失敗はお前が責任を取るべきだろう、それが本当の大人がすべきことだ」と説明します。
そして、「今日からスニャンは長男承継の原則には従わない」と、ドジュンを見つめ、皆の前で発言します。スニャンを成長させ、私より上手にやれる者に全てを譲る」と・・・
また、スニャン百貨店から組織を組み立てなおしたスニャン流通グループを引き受けることになった長女のファヨンは資金繰りに困り、オ・セヒョン代表からスニャン百貨店の持分の株30%を担保に借金をします。
更にドジュンは「ニューデータテクノロジー」という会社が莫大な収益と損失を世間に与えた当時を思い出し、長女のファヨンに投資話をしますが、欲望に勝てない彼女は大金を投資します。
すべてはミラクルに担保で預けた株30%を取り戻すためです。

9話
2000年を目前にした今、Y2K問題が世間を大きく騒がせ、2000年に切り替わるタイミングで予想外の重大なトラブルが起きるのではと社会不安をあおっていますが、蓋を開けてみれば特に大きな混乱もなく、21世紀は始まりました。
ドジュンは祖父のチン・ヤンチョル会長に何か問題が起こればスニャンが全て損害補償するという広告を大きく新聞に載せるようにアドバイスしました。
責任はドジュンが取ると言いますが、その代わりY2Kが何の問題もなければ、僕のお願いを聞いてくださいねと言い、新たな時代の21位世紀が無事に幕を開けました。
また一方で予想不可能な株価のバブルがはじまり、株が暴落している中、「ニューデータテクノロジー」の株は上昇していますが、ドジュンはミラクルが買った「ニューデータテクノロジー」の株をここで処分します。
その後、「ニューデータテクノロジー」社長の粉飾決済が疑われいろいろな問題が持ち上がり、株価が連日下落しています。
また一方で、長女のファヨンは株の投資で1400億のお金を失い、スニャン百貨店まで奪われそうで、悲観的になっています。そんな時、ドジュンは久しぶりに検事になったミニョンに再会し、「スニャン百貨店のチン・ファヨン代表を横領の嫌疑で捜査してほしい」と頼みます。
ミニョンは久しぶりの再会に心弾ませていましたが、身内の情報提供をするドジュンに少しがっかりします・・・ ミニョンは「財閥3世を利用して、正義を貫いてみるわ」と嫌味な言葉を投げかけるのです。

10話
取締役会でスニャン百貨店のチン・ファヨン代表の解任が問われる中、ファヨンの部下だったイム・ミョンスク常務が先に検察に送った音声ファイルが会場に流れます。
横領の事実を立証するには十分の会話が録音されていて、検察の調査は免れないでしょう。
ドジュンは長女のファヨンからスニャン百貨店を買い取ったようになりましたが、経営は専門家を雇います。祖父のチン・ヤンチョル会長から、「なぜだ?百貨店の経営は自信がないのか?」と問われるドジュンです。
祖父は、「誰かに仕事を任せても決して信用するな、誰も信じるな、誰にも心をやるな、それらはすべてお前の弱みになる」と念を押すと、「では僕がおじいさんを疑い裏切る可能性も」と問うと「ドジュン、私がお前を信用していると思うか?」という答えが返ってきます。
また一方で、検事のミニョンは長女のファヨンの横領は状況証拠だけでなく明確な物証もあるのに上の妨害によって起訴できないのです。
上の指示には黙って従えというのが、ここの検察の仕事だと初めて知ったのです。
ミニョンはドジュンと会い、「最初から最後まで、あなたは私を利用した」と悔しがるのですが、はじめから知っていたじゃないかと言うと「私はいい検事にはなれない、だからあなたは私に嘘をついたのよ」と恨み言を言います。
ドジュンは「僕の知る君は間違いなくいい検事になる」と慰めると、ミニョンはいきなり驚くようなキスをし、ドジュンもそれに応えます。
また一方で、ドジュンは次男ドンギ(チョ・ハンチョル)の罠にハマって、ミラクルがスニャンに買収されそうになります。ドジュンは僕には分る、誰も想像できない悲劇が起ころうとしていると・・・ 自分に出来ることは自分で選択することだけ・・・
そして、あの9、11 アメリカ同時多発テロ事件が起きます・・・
ドジュンは自分自身で株価の流れを変えることに成功し、ミラクル投資のバイミラクルが韓国市場に劇的な転換をもたらすのです。
ドジュンはスニャン投資を買収するために、投資に失敗した次男ドンギ(チョ・ハンチョル)の元を訪れます。

11話
祖父のチン・ヤンチョル会長は末孫のドジュンに金融持株会社をお前に任せると指示し、ドジュンは祖父とスニャン博物館に向かっているところ車で事故に遭うのですが、その時、なぜ自分は今までチン・ドジュンの記憶を覚えていないのか初めて分かったのです。この時、ドジュンは事故で亡くなっていたからだとやっと気が付きました。
そして、物事は必ず繰り返し起こると気付きますが、その時ドジュンたちは事故に遭います。
チン・ヤンチョル会長をいつも護衛するボディーガードは死亡した相手のトラックの中からメモを見つけて、これはただの単純な交通事故ではない、はじめから会長をターゲットにしていたと言って、メモをドジュンに渡します。
メモには会長の車のナンバーが書かれてあり、ドジュンは「誰か黒幕がいるはず、指示した人を調べてください」と話します。そして、祖父の会長は意識不明の重体だと医師は家族たちに告げますが、子供たちは損得の経営権を巡って病院で喧嘩になってしまいます。母はその姿を見て悲しむのです。
前世で殺されたドジュンは今世でドジュンとして生まれ、どうしても生き残って2回目の人生の秘密の答えを見つけなければならないのです。
また、祖父のチン・ヤンチョル会長は意識を取り戻していて、あえて家族に秘密にしています。
取締役会でスニャン持株会社設立を阻止する奴が事故の犯人だと祖父は言います。
そして、ドジュンに「誰も信用するな」と再度伝えます。
その後、事故の犯人が長孫のソンジュンではないか?との疑惑がでるとその衝撃から祖父のチン・ヤンチョル会長にせん妄の症状が出て、異常な行動を取るようになりました。

12話
せん妄の症状は交通事故の衝撃が大きく、治療で重要なことは原因を取り除くことで、手術どころか副作用によって薬の服用も難しいと医師は言います。
金融持株会社設立のための取締役会がはじまりますが、ソンジュンがドジュンに言われた通り賛成側に入り、賛成多数で金融持株会社設立は可決されました。
ドジュンは昨夜、ソンジュンに祖父は意識不明の重体ではなく、持株会社の設立を阻む人の中に事故の犯人がいると考え、罠をかけたと説明します。
長女ファヨンと次男ドンギは賛成したソンジュンに「どうして気が変わったのか?」と問い詰めますが、一族の長孫としてスニャンの未来を守るためだと答えます。
ところが、金融持株会社の初代社長に自分の父チン・ヨンギ副会長を推薦するソンジュンでした。結局賛成した理由はこれだったのです。
そこへ、突然現れたチン・ヤンチョル会長は社長にチン・ドジュンを推薦すると言って、ドジュンを助けるのです。
また一方で、その後の捜査で交通事故の真犯人がチン・ヤンチョル会長の妻ピルオクだったという衝撃な事実が明らかになります。やはり、妻もドジュンが後継ぎになる事がどうしても許せなかったようです。チン・ヤンチョル会長の病気のことも知り、家に連れて帰る妻ピルオクは家族皆で食事をするのですが、ドジュンの家族だけは呼ばなかったのです。
そこにドジュンが現れ、祖父の病気のことは皆に内緒にするように言って、祖母が犯人だということは秘密にすると念を押します。

13話
スニャン自動車の不振によって、チン・ヤンチョル会長に対する世間の不評や非難の声が大きくなっています。ドジュンは次に売り出す新車アポロの全権を獲得し、自分なりに最大のマーケティング戦略をはじめます。ドジュンは2002年サッカーワールドカップの韓国代表の成績を知っていたので、これを利用するつもりです。
ところが、祖父のチン・ヤンチョル会長はドジュンにスニャン自動車を売ると言うのです。
ドジュンは祖父に「それなら賭けをしませんか?」と「ワールドカップの韓国代表チームがベスト4に進出したらスニャン自動車は絶対に売らないでください」と頼みます。
祖父のチン・ヤンチョル会長は「子供や孫の中で私のことを一番心配してくれるのはドジュンだけだ、遺言状を書き直そう」とそばにいるイ室長に伝えます。
そして、サッカーワールドカップはアン・ジョンファンのゴールで韓国が準々決勝に進出し、更に準決勝まで上り詰め、韓国中が盛り上がっていますが、ドジュンのアイデアの新車アポロも驚くような成果を上げています。
ドジュンは祖父のチン・ヤンチョル会長の喜ぶ顔が見たくて、家に駆けつけますが、祖父は倒れていました。
そして、遺言状が書き直されたことを知った子供たちは父のチン・ヤンチョル会長に怒りをぶつけますが、遺言状の内容はドジュンに何1つ残さなかったのです・・・
その遺言状のせいで、ドジュンのミラクルは莫大な損失を負いました。
「なぜ、おじいさんは僕にスニャンを渡すといったのか?あの意地悪じいさんが本当に何を考えていたのか分からない」、「地獄まで追いかけて、その答えを聞きたい」と優しいドジュンがはじめて激怒します。
また一方で、シム画廊を家宅捜査した検事のミニョンが危険な目に合いますが、ドジュンは祖母ピルオクのところに行き「ソ・ミニョン検事は裏金や借名口座ではなく祖父と僕の殺人事故を追っている検事です」と言うと、祖母は私の株が欲しいの?と聞きます。ドジュンは「ソ・ミニョン検事に危害を加えないように、おばあさんのためにも」と警告します。
その後、検察から電話があった祖母は仕方なくソジュンに自分の株を譲ることになります。

  

14話
スニャングループのトップの座をかけてそれぞれの戦いがはじまります。
ドジュンは祖母ピルオクからスニャン生命の株17%を譲り受けスニャンの経営権を手に入れたかのように見えますが、長孫ソンジュンは父のヨンギに「心配ですか?この戦いのジョーカーは僕が握っていますから」と意味ありげな言い方をします。
そして、株主総会当日、スニャン金融持株会社代表の任命について、取締役会の推薦でイ・ハンジェ室長とドジュンが争うことになりました。
ところが、これから投票という時に「ドジュンが病室でチン・ヤンチョル会長を殴った」というメッセージが株主たちに送られてきます。
ドジュンはイ・ハンジェ室長と長孫ソンジュンの敵の罠にまんまとハマってしまいますが、イ・ハンジェ室長もソンジュンから騙されていたのです。
結局、最初から全部ソンジュンの計画でイ・ハンジェ室長もスニャンから追い出されてしまいます。
ところが、その後、スニャン社内で不正行為の疑惑が浮上し、チン・ヤンチョル会長の夢だったスニャン金融持株会社が実は相続税回避のための計画だと分かり、世間はスニャンに背を向けるようになりました。
そんな時、ドジュンの元に亡くなった祖父チン・ヤンチョル会長の映像ファイルが送られてきます。それを見たドジュンはなぜ?ドジュンに相続を残さなかったのか、その意味が分かり、祖父の豪快な笑顔を見て大粒の涙を流すのです。
その後、同じく遺言で「マイクロプロジェクト」の財産をイ・ハンジェ室長から受け取ります。
それは、贈与税も相続税もかからない完璧な裏金だったのです。

15話
倒産したスニャンカードを買収したドジュンがすべての債務を返済し、これをきっかけに、長男ヨンギのスニャン物産の筆頭株主にドジュンがなったのです。
息子のソンジュンはドジュンに筆頭株主の座を奪われた父ヨンギをバカにして罵るのです。
今の時代、株主の権利と利益がより重要な時代になっているのです。
また一方、政治と経済の不健全な癒着を取りしまり、より透明性を高くする社会を作る時が来たと長女ファヨンの夫の法務大臣が演説し、更に不正な選挙資金捜査に全力をつくすと国民に約束します。
そんな時、ドジュンがカン・シンウ法律顧問への政治資金の不法譲渡した容疑で検察に緊急逮捕されます。中央捜査部の検事のミニョンに会ったドジュン、彼女は「こんな形でまた会うんだね、担当検事と被疑者として」と気にかけるのです。
ドジュンのことを知り尽くしている検事のミニョンは彼はこんな簡単に捕まってくる人ではない、たぶん罠にかかったのではと感じています。
その後、スニャンの次男ドンギに公金横領がバレて解雇されたペク常務が検察でスニャンのチン・ドンギ副会長の指示だと自白します。
また、検察がスニャン物産に捜査と差し押さえ、明洞の高利貸しに家宅捜査が入ります。
スニャン物産は妻の実家の明洞の高利貸しを通して借名口座を使ったことが判明します。
長男のヨンギ、次男のドンギが、現在違法な裏金問題で国民から厳しい批判を受けている中、孫のドジュンがチン・ヤンチョル会長から相続した7000憶を寄付することを発表し、国民から高い評価を受けるのです。
そして、ドジュンはミニョンに「これ以上悪くならないから約束するよ、やり直そう」と愛を告白します。
ドジュンは亡くなった祖父に、僕は復讐できましたか?それともこれでやっとあなたの孫を名乗れますか?僕は今あなたに会いたいです・・・

16話(最終回)
ドジュンはまた同じような車の事故に遭いますが、目が覚めるとアメリカの病院にいて、ユン・ヒョヌの姿になっていたのです。
あの日、崖から落ちたのを国家情報院が助けてくれたのです。
チン・ヨンギ会長を不法承継容疑で起訴するためにヒョヌの証言が必要だったのです。
ところが、韓国に帰国すると横領容疑で緊急逮捕令状がでていて、ヒョヌはその場から逃走します。スニャン物産横領事件被疑者のコン・ヒョヌは全国指名手配になり、検事ソ・ミニョンを尋ねます。
僕はユン・ヒョヌとして1週間入院して、チン・ドジュンとして17年間生きた。
夢だったのか?それとも憑りつかれていたのか?あるいは時を旅していたのか?」と混乱するのですが、どうしても会いたい人がいるのです。それはドジュンの相棒だったオ・セヒョン代表。
再び、ヒョヌと手を組んだオ・セヒョン代表は、株主総会を控えて、ドジュンの母イ・ヘイン(チョン・へヨン)の持ち株を確保し、更に少数株主の連帯を結成して味方につけ、新しいスニャンを作り上げると公表するのです。
また、20年前長男チン・ヨンギ会長がスニャンを承継したころ、ドジュンが事故で亡くなりますが、法務大臣だった長女の夫チャンジュが捜査をストップさせたことがあり、スニャン物産の不正承継疑惑を国会で聴聞会を開くように検事ソ・ミニョンは長女の夫チャンジュに伝えます。
それは、全国民が見ていることをスニャンも検察の上層部も知ることであり、外からの圧力で捜査が中断することがあってはいけないのです。
そして、スニャングループの不正承継疑惑に関する聴聞会が国会で行われます。
ソンジュンが心配したとおりにヒョヌはスニャンによって殺害されそうになった事実を暴露し、それを支持した上司がチン・ソンジュン副会長だと発言します。
更に証人としてその殺害現場にいたハ・インソク代理も証言しますが、彼は20年前のドジュンの交通事故現場にいたのが、会場にいるヒョヌだと言い、今度はヒョヌを見て「チン・ドジュン理事ここにいてはいけません、帰らないと」と叫び、会場は混乱します。
ハ・インソク代理はアルコール中毒による認知症を患っていたのです。
そして、ハ・インソク代理の発言によりヒョヌがドジュン殺害事件に関わっていたことが分かりました。
罪の意識に苦しむヒョヌは聴聞会で全ての真実を明かそうと、ドジュンの交通事故の時に録音された携帯の会話を皆に聞かせます。
そして、ドジュン殺害の黒幕であるチン・ヨンギ会長と息子チン・ソンジュン副会長は大きな非難をあび、その場で破滅します。
正気を失ったソンジュンはヒョヌに「何を考えている、これは復讐なのか?スニャンが与えた金でまともな生活ができたくせに」と叫び、ヒョヌに殴りかかっていき、世間に自身の素顔を見せてしまいます。
スニャンの一族は記者会見を開き経営から身を引くと発表し、今後は経営専門家に任せることになりました。
ヒョヌはスニャングループのオーナーではなく、ミラクル投資のコン・ヒョヌとして新しい人生を歩むことになった姿でラストを迎えました。
私的にはもう一度、祖父のチン・ヤンチョル会長(イ・ソンミン)に登場してほしかったです。
祖父のチン・ヤンチョル会長(イ・ソンミン)も転生するとか・・・(笑)




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