年末のどさくさ紛れの『指輪物語』脳内キャスティング。前回はゴンドールの執政デネソール候について述べましたが、今回はそのご次男ファラミア卿について。
ファラミア大将は絶対デイヴィッド・ウェナムじゃなくちゃ!というかたは、やはり以下の妄言はお読みにならないで下さい。
もちろん私だって彼のファンだし、PJ映画の執政兄弟は、年齢的にもビジュアル面でも、奇跡の如きキャスティングだったと思っていますが──
前回、アラゴルンにはクリスチャン・ベイルもいいかなぁ、とちょっとだけ思ったという話をしました。
しかし!それにも増して、もし今すぐ『指輪』映画をリメイクなんてことになったら、ベイル氏こそが理想、彼こそが最適、と私が思うのが、他でもない「原作に忠実な」ファラミア大将(もちろん黒髪の)なのです!
「ええ~!?」とお思いの方は、下記のベイルさんファンサイト様などから、『ニュー・ワールド』の画像を探してご覧下さい。"PICTURES" の "SCREENCAPS" からどうぞ。
http://christianbale.net/
あああ大将だ!ファラミア大将がいるよ!!
初めて見た時には本当にびっくりして、呼吸が止まりそうになりました。
このビジュアル、この雰囲気、まさに理想の原作版ファラミア大将です。
それこそ「イシリアンの森から突然目の前に現れた」如し。
実は『ニュー・ワールド』での彼の役柄やシチュエーションも、どことなく「ファラミア」っぽいんですが、大将より更に何と言うか……幸せと不幸せ、報われているとかいないとかいうのは、とても薄いベールの裏表と言うか……うう、切ない(わかる人だけわかって下さい)。
本当にこんな世迷い言、デイジーのファンだけでなく、ベイル氏ファン、特に本来このジョン・ロルフさんがお好きなかたにも申し訳ないです。
でも、ベイルさんの場合、弟君の子供時代から青年期から、ぜーんぶ彼の顔でイメージできてしまうという利点(?)も……
悪ノリついでにもう一つ。上記サイト様などで、"Prince of Jutland" 画像を覗くと、「イシリアンの森で野伏修行中の大将」が見られます。いえ、実は『ハムレット』もどき話らしいんですが。
その年頃のものと言うと、『若草物語』のローリー「ヒゲ」バージョンがまた……すみません。もうやめます。
そんな訳で、私の脳内ファラミア大将(原作版)はクリスチャン・ベイルさんに決定しました。
原作を読む時、もはや彼以外の人を思い浮かべるのは不可能です。
でもそうすると、自分の脳内ではピーター・カッシング氏と彼が父子ってことに……?
でもって、フォン=シドー氏とだったらジーザス父子。わはは!
う~ん、我ながらよくわかりません……
もし、仮にディジーに会えたなら、あえてこの映画を避けて賛美いたしましょう(苦笑)。何せ私はPJの表現にかなり不満がありますので。
原作のファラミアは、そう、「ニューワールド」ですよね?療病院が「タバコ園」。
私はあそこに理想のシーンを観ましたから。
デネソール公ですが、実はノーブル氏は少し私の超苦手な「××」的なものを感じ、好みではありません(言いがかりかもしれませんが)。だったら誰が?ですが、あまり理想はなく・・・・ほほほ。
では、兄上は誰がよろしいですか?それこそディジーに黒髪に染めて共演していただきますか?(笑)
ご賛同頂き嬉しいです。
と言うより、それ以前に、『ニュー・ワールド』の彼の素晴らしさを教えて下さって、ありがとうございました。
あのタバコ園は本当に理想の「療病院」でした。製作時期を考えると、寧ろ監督がそれを意識して作ったシーンなのでは?とまで思ってしまいます。
実は、原作執政家では父君がいちばん好きだったので、あれこれ言いたくなるのですが(ノーブルさん、声と台詞回しはすごく良かったと思いますが…)、峻厳さと狂気ならカッシング氏、元々は偉丈夫だったことを考えるとフォン=シドー氏かな、なんて思います。
で、兄上ですが、こちらはショーン・ビーン氏のままでけっこうです(笑)。
ボロミアも原作から改変…と言うか(脚本が)逸脱した部分はかなりあると思いますが、父上や弟さんほどひどくはないし、ショーンの演技自体に不満はありません。
ベイルさんとは『リベリオン』繋がりですが、あれも或る意味彼の「兄」的な役でした。
それにしても、ダニエル・デイ=ルイスのエレスサール王とクリスチャン・ベイルの27代執政殿を想像の中で並べてみると……この先ゴンドールは末永く安泰だ、という気になって来ます