「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

2016年アメリカ合衆国大統領選挙と円高の行方

2016-11-09 | 2016年イベント
Trump won.
(トランプが勝った)

この言葉を今日幾度聞いたことでしょうか。
ここ英国でも、ある種の驚きと納得を以て、人々は米国大統領選挙の結果を語っています。

アメリカ合衆国第45代大統領にドナルド・トランプ氏が当選しました。世界をリードする超大国の一つ米国のトップに政治経験のない「じいさん」が就任するというのは、個人的には、英国EU離脱(Brexit)並みの衝撃を受けました。しかしながら、これが良くも悪くも民主主義というものなのでしょう。賢人政治、衆愚政治など、政治の在り方については色々と思うところはありますが、ここでは私見を述べません。

留学中の身としては、やはり気になるのが、「円高か円安か」という経済問題です。
Brexitによって円高ポンド安の流れが起こりましたが、ここで更にドル安に動くと、ますます円の相対的価値が高まることが予想されます。私は現在は円ベースで自己資産を考えているのですが、今後しばらくは留学費用による資産の目減りを抑えることが出来るかもしれないと期待はしています。しかし、良くも悪くも、世界経済は不確実性をより一層増してしまいました。まさに一寸先は闇であり、明日何が起こるのかさえも判りません。

すこし不謹慎な言い方を敢えてするならば、面白い時代になってきた気がします。
歴史好きの私ですが、実は、乱世を好む質です。もちろん、傍観者になれるならば、ですがね。
言わずもがな、参加者としては、たまったもんじゃありません。