お盆ですね…
(くつろぐ江戸ちゃんの耳)
〈ありのまま〉と〈あるがまま〉と、どう違うんですか、
というコメいただきました。
有り、在ると漢字でかき分けると意味も違ってきますが
この夏の〈ありのまま〉は流行語になってますから意味は
拡大解釈されていることでしょうね、それぞれの思いで。
思いを乗せて言葉を使っているのか、思いついて使って
いるのか、ということでもまた広がる一方です。
先日はあえてあるがままと書いておきましたが、
ありのまま、だともっと個人的、私的になるということ。
あるがままでいい、ありのままでいい、と自然体を肯定
するのは自分自身を自覚している場合だと思います、はい。
犬に教わり、猫を眺め、自意識を修正しながら歳をとって
きた身ですが、歳をとればとるほどに人の卑しさのほうが
目についてカナシイカギリ。
シャアーって言うよ。
チビがママと一緒じゃなく一匹でやってきて、目を合わせ
シャアーと一言。
笑ったら、ミーと小さく鳴いた。
ご飯をゴチ。帰りしなに、ミーと鳴いた。
近くに江戸ちゃんもいるのだろうけど、一匹で来れるように
なったとは驚きでした。
ママからミルクを貰えなくなり、狩りを教わり覚え、やがて
自立していきます。
季節が一巡りした頃、狩りがうまくいかなくてお腹が空いて
縁側に遊びに来ても、ママからフーっと叱られます。
でも、いつまでも甘えてんじゃないわよ、とは聴こえません。
江戸ちゃんは気にかけながら、フーっと叱っているのです。
少し食べ残して行くのは、あの子がまだ近くにいるのを
知っているからだと、ある日気がついたのでした。
そろりそろりと縁側に近づいて、誰もいないとみて
警戒しながら食べる若猫をそっと見ていると、野生の厳しさを
感じます。
自立して、生き延びて欲しいものです。
困ったらくるんだよ、とガラス越しに声をかけると
尖った目でチラとみて、一気に食べて去っていきました。
ほんとうはいつでも来ていいんだよ、と言いたいところ
ですが…
江戸一家の掟、野良猫の掟なのでヒトの勝手は言えません。
この縁側にデカイ君がいた夏は、だんだん遠ざかっていく
けれども、目を閉じれば今も君の気配がすぐそこだね。
ヘラヘラとシッポ振って。
愛を教えてくれたぷ~ちゃん。
(くつろぐ江戸ちゃんの耳)
〈ありのまま〉と〈あるがまま〉と、どう違うんですか、
というコメいただきました。
有り、在ると漢字でかき分けると意味も違ってきますが
この夏の〈ありのまま〉は流行語になってますから意味は
拡大解釈されていることでしょうね、それぞれの思いで。
思いを乗せて言葉を使っているのか、思いついて使って
いるのか、ということでもまた広がる一方です。
先日はあえてあるがままと書いておきましたが、
ありのまま、だともっと個人的、私的になるということ。
あるがままでいい、ありのままでいい、と自然体を肯定
するのは自分自身を自覚している場合だと思います、はい。
犬に教わり、猫を眺め、自意識を修正しながら歳をとって
きた身ですが、歳をとればとるほどに人の卑しさのほうが
目についてカナシイカギリ。
シャアーって言うよ。
チビがママと一緒じゃなく一匹でやってきて、目を合わせ
シャアーと一言。
笑ったら、ミーと小さく鳴いた。
ご飯をゴチ。帰りしなに、ミーと鳴いた。
近くに江戸ちゃんもいるのだろうけど、一匹で来れるように
なったとは驚きでした。
ママからミルクを貰えなくなり、狩りを教わり覚え、やがて
自立していきます。
季節が一巡りした頃、狩りがうまくいかなくてお腹が空いて
縁側に遊びに来ても、ママからフーっと叱られます。
でも、いつまでも甘えてんじゃないわよ、とは聴こえません。
江戸ちゃんは気にかけながら、フーっと叱っているのです。
少し食べ残して行くのは、あの子がまだ近くにいるのを
知っているからだと、ある日気がついたのでした。
そろりそろりと縁側に近づいて、誰もいないとみて
警戒しながら食べる若猫をそっと見ていると、野生の厳しさを
感じます。
自立して、生き延びて欲しいものです。
困ったらくるんだよ、とガラス越しに声をかけると
尖った目でチラとみて、一気に食べて去っていきました。
ほんとうはいつでも来ていいんだよ、と言いたいところ
ですが…
江戸一家の掟、野良猫の掟なのでヒトの勝手は言えません。
この縁側にデカイ君がいた夏は、だんだん遠ざかっていく
けれども、目を閉じれば今も君の気配がすぐそこだね。
ヘラヘラとシッポ振って。
愛を教えてくれたぷ~ちゃん。