風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

シャーマニズム・知者への道

2007年08月14日 10時41分22秒 | シャーマンズボディ









何が人の寿命を決めるのであろうか?

なぜ幼い頃に暴力的に人生を奪われる人がいるのだろうか?

自己成長は世界の変化とどのように結びつくのだろうか?

シャーマンは夢を明晰に見ることでワークを行い、

ヴィジョンを追い求め、身体の感覚に従い、自然を敬う。

つまり、アイデンティティや履歴から自由になった後の出来事を

ワークするのだ。

出来事を俯瞰(ふかん)する側に自分を位置づけることができれば、

成長のひとつの目的は達せられたことになるだろう。





※俯瞰とは、高いところから見下ろす、全体を上からみる意。


シャーマンズボディより









祖父または祖母、すでになくなった友人たちの細胞と

連動している身体感覚と共に私は生きている。

それは私の娘や子孫や周囲の友人たちへも必要であれば

連動するのであろうことは気付いている。

細胞というよりも内面、つまり魂の呼応や気脈の一致は

時空を超越した全体像がそのすべてであり、

そこに生や死、その間にある「生きる」物事に影響を与え、

それを私たちは運命や宿命と呼称する。







自分が何者であるのか、

あるいは何者になろうとしているかに焦点をあてるのではなく、

あなたの自覚に焦点をあてていく。

そこにはさまざまな国や民族などの伝統が織り交ぜられ、

召命を聞くこと ―  その道が人生を満たしてくれるのだ。







祖母なのだろうか、

吊るした浴衣を何度も落とし、風のない場所で風鈴を鳴らし、

私に語りかけてくる。

明日は灯篭を流すためだけに一日を費やす。

娘も一緒に、父も一緒に、と問いかけると、

今度は風があるのに風鈴の音色は聞こえてはこない。

それが祖母の存在を証明しているのだろう。






何か見えないものの感覚に護られていることはわかる。

それが私の身体から痛みを吸い取ってくれたことも、

迷いの道から進むべき道を指し示してくれたことも、

危険の察知も、知者との出会いも、

その護りの中で生かされていることが私なのだと理解した。







明日の灯篭には「ありがとう」と書こう。

祖父母たち血縁者のためだけではなく、

すでに亡くなった多くの友人へ、

戦争や災害で亡くなった方々への敬意を思いを共に流そう。








※写真は「0404」さんの作品です。






 


最新の画像もっと見る