交通事故後、搬送された病院へ行った。
約4年ぶりに、救急搬送口ではなく、通常の入り口から中へ入り、
医事課の担当者とお会いした。
事故当時の画像が10枚近くあるとのこと、
貸し出す場合は無料、コピーは一枚600円、すべての画像のコピーを依頼し
診療情報も当然添付し、当時の画像における解読や診断も診療情報でわかり難い場合は
連絡をもらい、別途、方法を考えることでまとまった。
この病院では10年、カルテと画像を一対にして保存しているという。
私は別病院(個人医院だか)で言われたことを率直に伝えた。
「あの・・・・・私が体調が悪く、起きていられない状態のときをみている医師がいて、
家では寝たきり。
でも、病院での治療は電気治療でわずか5分でしたし、座っていることが苦痛だと訴えても
一度も聞き入れてくれず、転院せざるをえなかったのです。
“私個人として”情報開示を要求したときに、折り返しの電話連絡は院長自身からで
『あなたが突然、通院してこなかったでしょう? だから、捨てたんですよ』といわれた。
「有り得ます?」と尋ねると、
「今、お話をお伺いして、正直、自分の耳を疑っています。
そんなことが有り得るのか? 通用するのか?と」
ずさんな治療、
たとえば、喉奥の神経に直接打つ麻酔(ペインクリニックの領域)があるのだが、
倒れこむように病院へ行き、初診時も椅子に座っていられない私をみて医師は
「最低、10回の治療を受けられるなら来てください」と言った。
それでなければうちでは診ません。
不調を抱え、どうにかたどり着いた病院での仕打ち、
でも、私はすでに他院への問い合わせする、受診する体力も気力もなく、
体調も最悪だったために10回の約束”で
喉奥10cmの場所に打つ麻酔を受け続けたのだった。
痛くて怖い。
しかも、麻酔が神経に直撃すると、目は真っ赤に充血し、返答もできない。
起き上がれない。
足腰もおぼつかない状態なのに、休む場所がないとの理由で、病院を追い出され、
3回に1度は道で倒れた。
でも、病院は“そのうちよくなりますから心配ありません”と言って、
休ませることはただの一度もしてこなかった。
自分で決めたのですからね?と治療に対する念まで押されて。
約束は10回。
が、診察を訴えても聞き入れてもらえず、最終的には40回近く麻酔治療をされ、
ある日、敵側(表現は妥当ではないが)ある方から、こんな話を聞くことになったのだ。
「あの医師、一定の金額を条件にあなたが治ったと診断書を書きますよ」と
その日付まで教えてもらい、私は他院へ逃げ込むかたちとなり、その病院を後にした。
情報開示に応じないのは、そうしたずさんな対応をしてきた病院ばかりだ。
危険な治療を行っているにも関わらず、半年の間、
初診以外は診察しないとはやっぱり異常だと思える。
何の説明もない。
藁を縋る思いで、おぼつかない足で、自分の体すら支えられない状態の人間に
人間は「鞭」を打つ。
そして、その鞭の傷跡が消えかけた今、
そうした対応をした医師たちに面談を申し入れた。
慌てる者もいれば、医師が不在だとして、居留守を使う医師も。
でも、私がそれを受けざるを得なかったように、
医師たちも自分の行為と直面しなければならないのが「今」なのだろう。