ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

フィルター

2013年03月12日 | カラーセラピー
私たちには、人生経験の中で作ってきた、自分なりのフィルターがあるといいます。

そのフィルターは、対人関係、事象に対しての判断や思い方に影響します。


相手に対して、マイナスのイメージというフィルターを持っている間は、

相手が何をしても、よい行動や言動とみなすことができません。


この物事に対して(たとえば、DVなど)、許せないというフィルターを持っている間は、

その物事が起きたときに、反応するのは、「許せない!信じられない!」というマイナスの感情です。


子どもに対しても同じです。

「あなたはいっつも、片付けない」

「あなたはいっつも、面倒なことをもってくる」

「あなたはいっつも、約束を守らない」

などなど、たくさんある、子どもへの不満や子どものできていないところ。。。


これは、大人であるあなたのフィルターが、すでにそういうイメージで見てしまっていることが多々あります。

あなたは、その子に何を教えたいですか?

あなたは、その子に本当はなにをしてほしいのですか?


きっと、あなたは、いつも片付けてくれる子、

いつも面倒を持ち込まない子、

いつも約束を守る子、を望んでいるのかもしれません。


では、あなた自身は、その三つを守れていますか?と問うと、

それはもしかしたら、全部守れていなくて、

もしかしたら、多少守れていなくて、

もしかしたら、時々は守れていない人かもしれません。


あなたは、大人です。

大人だから、今まで生きてきた中で、経験によりできるようになってきたのかもしれません。


子どもに、大人と同じような反応、同じようなことを望んでいませんでしたか?

子育ては、時間がかかります。

しつけには、じっくり十何年も向き合わなければなりません。

それくらい、時間のかかることだと思ってくだされば、今、この5歳、今10歳、今15歳の子に、

すぐすぐできるようになれ!というのは、無理なことです。


その子には、その子の成長度合いがあります。

その子の、理解度も違います。

その子の、捉え方も人それぞれです。


同じ年代の子と比べて、その子を非難したり、罵倒したりしないことです。

お兄ちゃんやお姉ちゃんと比べて、評価しないことです。

それらも、大人であるあなたのフィルターに過ぎません。


子どもをまっすぐに育てるコツは、このフィルターをまっさらにしながら、

子どもと接することです。

子どものことを信じることです。


あ、ここで言う「信じる」とは、

子どもの言うことを信じる、とは違います。

子どもは、大人もそうですが、自分に不利益なことは言わない癖がありますから、

子どもの言うことは半分に聴いて、受け流してあげる、ということが必要です。


「信じる」とは、

その子の力、

その子の潜在能力、

その子のやる気を信じるということです。


私たちは、自然といろんなフィルターで人を見て、評価してしまいがちです。

でも、そうすることで、もし苦しくなったら、

いったんとどまって、自分のフィルターを見直してみてください。

自分を助けることにも繋がるかもしれませんよw


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