少し前に買った原作を読んでから観ようと思っていたところ、“NOKIA『世界をその手に!』キャンペーン「ダ・ヴィンチ・コード」前夜カウントダウン試写会”に当選した知人に誘ってもらえたので、TOHOシネマズ六本木で観て来ました。
なんと2万円上限の交通費付。ついでに森アートギャラリーで開催されていた「ダ・ヴィンチ・コード展」にも行く機会が出来てホクホク。
★★★★
微妙な前評判に反して結構はまれました。
ルーブルを贅沢に使ったシークエンスに感動。
この映画、特に俳優が面白かった。
テレビで見るとへんちくりんな髪型のトム・ハンクスもスクリーンに映えて違和感なく、最近の彼の映画の中では一番のはまり役にも思えました。
原作を読んだ友人の話では、原作のロバート・ラングントンとトム・ハンクスは、かけ離れてたイメージだったそうですが、映画は映画としてキャラクターが立っていて違和感無かったとのこと。
サー・リー・ティービング役のサー・イアン・マッケラン。年の割りに近頃体を動かす役が多いけれど今回も結構動く動く。ゲイの啓蒙活動もお盛んにしてられるし、この人いったい何歳まで元気なんだろう。
アリンガローサ司教役のアルフレッド・モリーナは「スパイダーマン2」のイメージが濃すぎて、背中からタコ足が生えてきそうな鬼気とした目つきの悪役がハマリすぎになってしまった(笑)
「ピンク・パンサー」でお尻フリフリして踊っていたジャン・レノが、こちらではカッコ良かったので一安心。組織に翻弄されるベズ・ファーシュ警部の心理が変わっていく様子を見事に演じていた。
シラス役のポール・ベタニーは…これ主人公でSM映画撮れるね。
そんな面白い俳優陣の中、ソフィー役のオドレイ・トトゥは普通の役をやると一気に花が無くなるんだなぁとちょっと残念な感じがした。
あまりに普通。
内容について、レオナルド・ダ・ヴィンチの真実!的な宣伝はちょっとやり過ぎかと思います。
話を面白くする上で都合の良い少数派説を繋ぎ合わせて物語を紡いでいるので、レオナルド・ダ・ヴィンチについてよく分かっている人には「ナショナル・トレジャー」と同じノリに観えるはず。
ルネサンス絵画やレオナルドの一般的に知られている常識とは全くかけ離れたオカルト的フィクション映画なので知らない人はどうかどの解説も信じないで欲しい(笑)
私はキリスト教世界について特に信仰があるわけでは無いからよくわかりませんが、宗教的観点から見てもやり過ぎ感がありそう。
一応エンドロールの後にフィクションの明記が有りますけれど。
うちの両親はフジテレビ系で放送されていた“モナ・リザはマグダラのマリア説”を断定する番組を見ていて信じ込んでいました…。
一般的な観点からもこの映画を評価できるように、未見の方は「最後の晩餐」「岩窟の聖母」「モナ・リザ」についてだけでも一般的な解釈を調べてから行かれる事をお勧めします。
そういうところも加味した上で諸説の絡め方を「そう来るか!」と思いながら観るのが楽しかった。
ただ、もっとレオナルド・ダ・ヴィンチについて触れた謎解きが多いのかと思っていたらそうでもなかったので、最近のテレビでの加熱ぶりから考えるとちょっとスカされた感じではありましたが。
原作ではもっと複雑にレオナルドの絵画の解説があるらしいので早く読まねば。
またヨーロッパでルネサンス美術巡りをしに行きたくなってきた…。
なんと2万円上限の交通費付。ついでに森アートギャラリーで開催されていた「ダ・ヴィンチ・コード展」にも行く機会が出来てホクホク。
★★★★
微妙な前評判に反して結構はまれました。
ルーブルを贅沢に使ったシークエンスに感動。
この映画、特に俳優が面白かった。
テレビで見るとへんちくりんな髪型のトム・ハンクスもスクリーンに映えて違和感なく、最近の彼の映画の中では一番のはまり役にも思えました。
原作を読んだ友人の話では、原作のロバート・ラングントンとトム・ハンクスは、かけ離れてたイメージだったそうですが、映画は映画としてキャラクターが立っていて違和感無かったとのこと。
サー・リー・ティービング役のサー・イアン・マッケラン。年の割りに近頃体を動かす役が多いけれど今回も結構動く動く。ゲイの啓蒙活動もお盛んにしてられるし、この人いったい何歳まで元気なんだろう。
アリンガローサ司教役のアルフレッド・モリーナは「スパイダーマン2」のイメージが濃すぎて、背中からタコ足が生えてきそうな鬼気とした目つきの悪役がハマリすぎになってしまった(笑)
「ピンク・パンサー」でお尻フリフリして踊っていたジャン・レノが、こちらではカッコ良かったので一安心。組織に翻弄されるベズ・ファーシュ警部の心理が変わっていく様子を見事に演じていた。
シラス役のポール・ベタニーは…これ主人公でSM映画撮れるね。
そんな面白い俳優陣の中、ソフィー役のオドレイ・トトゥは普通の役をやると一気に花が無くなるんだなぁとちょっと残念な感じがした。
あまりに普通。
内容について、レオナルド・ダ・ヴィンチの真実!的な宣伝はちょっとやり過ぎかと思います。
話を面白くする上で都合の良い少数派説を繋ぎ合わせて物語を紡いでいるので、レオナルド・ダ・ヴィンチについてよく分かっている人には「ナショナル・トレジャー」と同じノリに観えるはず。
ルネサンス絵画やレオナルドの一般的に知られている常識とは全くかけ離れたオカルト的フィクション映画なので知らない人はどうかどの解説も信じないで欲しい(笑)
私はキリスト教世界について特に信仰があるわけでは無いからよくわかりませんが、宗教的観点から見てもやり過ぎ感がありそう。
一応エンドロールの後にフィクションの明記が有りますけれど。
うちの両親はフジテレビ系で放送されていた“モナ・リザはマグダラのマリア説”を断定する番組を見ていて信じ込んでいました…。
一般的な観点からもこの映画を評価できるように、未見の方は「最後の晩餐」「岩窟の聖母」「モナ・リザ」についてだけでも一般的な解釈を調べてから行かれる事をお勧めします。
そういうところも加味した上で諸説の絡め方を「そう来るか!」と思いながら観るのが楽しかった。
ただ、もっとレオナルド・ダ・ヴィンチについて触れた謎解きが多いのかと思っていたらそうでもなかったので、最近のテレビでの加熱ぶりから考えるとちょっとスカされた感じではありましたが。
原作ではもっと複雑にレオナルドの絵画の解説があるらしいので早く読まねば。
またヨーロッパでルネサンス美術巡りをしに行きたくなってきた…。
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序盤だけでしたねぇ。
後は小道具やら鏡文字やらが彼に由来の有るものでしたね。
そうなると仕掛けたのは彼が生きたルネサンス期以降という事になるんですけど、レオナルドとオプス・デイの関係が曖昧なので、なんで15世紀に生きた彼が西暦の始まった頃に生きたマグダラのマリアについて詳しいのかとか、頭に疑問がたくさん浮かんだまま話が進んでしまいました。
私は大阪⇔東京の飛行機代を大半出してもらって週末豪遊してから帰ったので物足りなさは無いかも(笑)
タイトルだけを信じるとダ・ヴィンチ
が生前に何を隠したのかとゆー方が強い
印象でしたが、実際観賞してみると、ほ
んと序盤のみって感じでしたよね。
お話としては、及第点なんですが期待
感も大きかっただけにやはり物足りなさ
を感じる部分も。
>床が傷つきそうな場面はすべてセット
そ、そうなんですか
全然調べてなかったので知らなかったです(笑)
ニケは階段の踊り場だから問題無かったんですね。
美術好きにはルーブルロケはたまりませんでした。
でも、床が傷つきそうな場面はすべてセットということですから、驚きですね。
ニケが見られただけでもうれしいです。
「ナショナル・トレジャー」と同じで観客に謎解きさせる間をくれない感じ。
上手くまとまってるんだろうとは思うんだけどねぇ。
パリとフィレンツェとミラノとヴァチカンとロンドンでレオナルドの作品に会えるよー。
ロンドンのナショナルギャラリー行きたい(*´д`*)
読んでないけれど小説のダイジェスト版的な印象を持ちましたが、あながち間違ては無かったな。フーム
とりあえず、ルーブルには行ってみたくなりました。(≧ω≦)