石灰岩地帯を好み 落葉樹林内の斜面等に節分の頃咲くので
セツブンソウ(キンポウゲ科)の命名に繋がっているそうですが
信州では旧暦の節分も過ぎた今頃 やっと開花します
白い花弁に見えるのは萼片で 花弁自体は退化して黄色の蜜槽となり
多数のおしべと共にめしべの周りに並んでいます
めしべは青いおしべの真ん中に2~5個あって
5月の中頃に熟し 周囲に種子を蒔いた後で地上部は枯れてしまいます
ですから 群生場所が限られています
フクジュソウの開花が合図で セツブンソウに出会え さらに探せば
少し湿地気味の林の中には梅花オウレン(キンポウゲ科)が見られます
この花もセツブンソウと同じで白い花弁に見えるのは萼片で
花弁は黄色いスプーン状の部分です
この小さな花たちを皮切りに 信州も少しずつ色んな花が見られる様になります
梅花オウレン