下馬橋より春宮社殿に向かう参道
私が初詣をした諏訪大社・下社には秋宮と春宮が在ります。
春宮は秋宮より少し西寄りに位置しており
1月14日から15日にかけて夜通し小豆粥を炊き続ける
筒粥の神事が行われる事で知られています。
小豆粥の中には、43種の農作物名と
「世相」を記したヨシの茎、計44本を束ねた
「御束」を入れて一晩中炊き上げ、
ヨシの茎の中に入った粥の量等で
その年の農作物の出来と世相の吉凶を占う神事です。
昨日の朝、(1月15日)春宮に参拝して、
令和3年の筒粥の目録を頂いて来ました。
目録は参拝者が希望すれば誰にでも授けて下さいます。
写真は細かくて少し見ずらいですが
You Tubeで平成31年の『筒粥目録』をご覧ください。
(目録内容・順は令和3年の目録と全く同じです。)
五穀豊穣を願った人々の祈りにも似た諏訪大社の目録は
今の世にも立派に生きていると思います。
「世相」は五分満点で表示され、令和3年は3分5厘。
決して悪い世相ではありません。
コロナで不安な世相が多少なりとも払拭される事を願って居ます。
★蛇足ですが春宮で引いたおみくじは『中吉』でした。
雪に耐え、風を凌ぎて梅の花 世にめでらるる その香りかな。