頼成の森には芝生広場が点在しています。
森林公園なのでモリモリと立体的な木々がありすぎるほどあるので、ここでは、平坦な
芝生広場は、逆にホッとする貴重な空間でもあります。
ところが、この芝生広場にも、ひそかに森林化に向けた侵入者がいるのです。
芝の隙間にカエデの稚樹がたくさん芽生えている。
砂漠など外国の厳しい自然環境に較べると、日本の自然の復元力の強さには
驚くものがあります。
かつて、目を覆うばかりに?ぎとられた公園や住宅の工事跡も、10年もすれば嘘のように
緑に覆われてしまう。
むしろ覆われすぎてしまうのが私たちのふるさとです。
頼成の森でも、この芝生を守るためカエデに少し遠慮してもらうことになります。