中村記念美術館
特別展「金沢の美意識 ～金沢ゆかりの名品～」
期間：10月7日(土)～ 12月3日（日）
布袋図 伝・卒翁筆 賛：癡絶道冲
武田信玄所持、加賀藩前田家伝来。
虫喰茶杓 千利休作
共筒。替筒は表千家5代・随流斎、内箱書付は佐川田喜六。替筒箱書付は裏千家8代・一燈宗室。
赤茶碗 銘 手枕 長次郎作
箱書きによれば利休が大徳寺の古渓宗陳に献上したと伝える。
「手枕」の銘名は表千家6代・覚々斎。鴻池家伝来。
古天命猿摘釜
金森宗和所持で、後に加賀藩重臣・横山長知から加賀藩本多図書家4代・政養に伝わった。
白天目茶碗 屈輪輪花天目台
茶碗は加賀藩前田家から加賀八家本多家に伝わった。
天目台は豊臣秀吉所持、備中足守藩木下淡路守から加賀藩前田家へ承応3年（1654）に伝わった。
唐物肩衝茶入 蒲生肩衝
蒲生氏郷所持。加賀藩前田家より加賀八家本多家初代・政重（本多正信の次男）に与えられた。
共筒茶杓 小堀遠州作
筒に「本安房守様 小堀遠江守」とある事から、遠州より本多政重へ贈られた事がわかる。
竹筒花入 小堀遠州作
寛永19年（1642）遠州より加賀藩前田家4代・光高に贈られた。加賀藩前田家伝来。
