魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ソーミュールだろ?

2006年08月18日 | ワイン ~2019年
2003 ソミュール ルージュ(ドメーヌ・ラングロワ・シャトー)

ロワールの赤、千円台前半。
ミンティーな青草やプラム、古い木造家屋(きっと古樽)、
印刷仕立ての新聞紙などの香り。

2003年だけに果実味に厚みもあるが、ちょっと苦みと青っぽさも多い。
タンニンも意外とある。

先日飲んだAさんの造ったカベルネ・フランとは確かに違う。(価格も)
まあ。安いCFじゃこんなもん、というより、これでも当たり年のため
厚み、骨格など、良く出来ていると思う。
でも好みじゃない。青さと苦み。果梗から来るのだろうか?

ところで「SAUMUR」で「ソミュール」って書くのが普通みたいだけど、
「ソーミュール」の方が美しくないですか?
AUはオーと伸ばした方が良い。「シャトー」は「シャト」になっちゃうし、
「オー・メドック」なんてのも「オ・メドック」になっちゃう。ショボン
間違ってたら、どなたか教えて下さい。

同様に表記のことでいつも思うんだけど、「MUSIGNY」で「ミュジニー」って
書くけど、「ミュージニー」の方が美学を感じるでしょ?
美はミューズだし、音楽はミュージックだし・・・。
絶対「ミュー」って伸ばした方が美味しく感じる。
強引に自分だけ書いちゃっても、今の時代、検索に引っかからなくなるので
出来ないしなー。

イメージって結構味わいにも影響することあるし、もうちょっと
日本語表記を考え直して欲しいと思います。
そうすればワインはもっと美味くなる



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2 コメント

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発音と表記 (ソムリエ 城羅人)
2006-08-24 15:43:53
元々外国語をカタカナで書くのが無理なのです。

フランス語の発音から見てみましょう。

▼SAUMURは確かにソミュールではありませんね。現地の発音では、ソミュールでもソーミュールでもありません。強いて書くとソ-ミュールですね。

▼Haut Medocは、オー・メドックよりもオ・メドックに近い発音となります。Hautの反対語はBasバ、Bas Medocはメドック川下流という意味です。バ・メドック、オ・メドックと対比して使われるためか、オーとあまり長く伸ばさないのが普通です。Basという言葉には「下」という悪い意味ももっているので、最近はHaut Medoc、MedocとBasを使わないようになりました。

Chateauxは単独で使うときは、シャトーあるいはシャト-ですが、後ろに固有名詞がつくと、シャト・マルゴーかシャト-・マルゴーとなる事が多いようです。

▼MUSIGNYは、ミュージニーではなくミュジニーが正解。

音楽のミュージックはmusique と書きミュジクがかなり近い発音になります。ミュージックが、ミュー・ジッ・クで3音節なら、ミュジクはミュ・ジクと2音節になります。



結論は、いくらカタカナで書いても間違っているのですから、「検索に引っかかるように」長いものに巻かれるほうが良いという事になりますのでしょうか。



▼さて、ここで問題です。

11月の第3木曜日の午前0時にその年に造られたものを飲むことが出来るワインをカタカナで書くと、

「  」・「   」である。

これも検索するといろいろのパターンがありますね。
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Unknown (ラリラリ・ピノ)
2006-08-24 17:41:05
城羅人(シャトーラフィット?)さん、はじめまして。



いろんなご指摘ありがとうございます。

確かに、というか、もともと日本語で表記すること自体が

大変ですからね。



ボジョレーもいろんな言い方ありますが、この時代、

「検索」が大切ですからね。



ただ、感性の問題でしょうか、ミューズ、ミュージアム

・・・、美しいものは「音」として伸ばす方に惹かれて

しまいますねー。



検索の関係ない、例えばレストランのワインリストなど

では、音を伸ばして書くのも一興かも。(私がソムリエ

さんならやるかな?)

でも基本は名酒事典表記ってとこですね。
返信する

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