魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

8月9日には

2006年08月10日 | ワイン ~2019年
2004 ルイス・ヴィリャヌエバ(ボデガ・エコロヒカ)

千円代前半のスペイン、赤ワインを飲んでいます。
有機栽培のためか、ブドウの搾りたてのような香りがします。
果実味がふんわり、生き生きと感じることが出来ます。

ただし、意外と骨格もあり、タンニンも多いです。
口に含むと、一見しなやかなようで、実はある程度ですが、
ボリューム感やタンニンを感じます。でもコストパフォーマンスに
秀でたワインだと思います。
良いワインですので、入れておきますね。


今日は8月9日。(厳密にはもう12時を過ぎて10日ですが)
長崎っ子にとっては運命の日だったのです。もちろん私にとっても。
もともと北九州に落ちるはずだった原子爆弾。天候不順のため長崎へ。
雲の間から見えたので投下。
たまたま松山町に落ちたわけですが、その雲間がもう少し、当時の私の父の
いた場所に近かったら、私は存在していないのです。

たまたま産まれた運命を、そして生きる喜びを、そして美味しいワインを
味わうことが出来るのも、全ていろんな偶然あってのことでしょう。
それを感じるのが毎年8月9日です。
また1945年のヴィンテージワインに出会ったりすると、ずっとこの思いを
引きずるのでしょうか。この年は現代日本の出発点とも言える年なのかも
知れませんね。

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