魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ブルゴーニュ試飲会-ブルゴーニュの魔法にしてやられる

2018年07月19日 | ワイン ~2019年
昨日は福岡までブルゴーニュワインの試飲会へ行ってきました。





今回はあまり高くないブルゴーニュです。といっても千円以下とかはありません。
千円台後半くらい~7、8千円程度という設定です。

53アイテムでしたが、実りの多いというか、またまたブルゴーニュの魔法にやられて
しまいました。いや~、ブルゴーニュはやはりすごい!


まず美味しい白。



私の大好きなアンブロワーズ、白も価格の割にとても素晴らしいです。
出たのは2014でした。(この年の白は良い)仕入れたくなりましたが、すでに
もっと美味しい2015の在庫があります。







フィリップ・コランの白も相当良い。価格の割にこれだけの質はお見事でしょう。
ミネラルや石灰、力もありました。







ニュダン(Nudant)も今までよく分からない造り手でしたが、今回いくつか飲んでみて
結構良い感じでノーマークでは済まない存在となりました。このピュリニー良かったです。
複雑味、厚み、、オイリーで華やか。






そして赤。



フェヴレのメルキュレのモノポール畑、フランボワジエール。
蜜の風味さえする甘さが乗っかりとても華やか。伸びがあります。






トロ・ボーのショレ・レ・ボーヌとニュダンのラドワ1er。
ラドワは革や赤土、ポルチーニ茸みたいなキノコ、華やかさと明るさがありました。






そしてオールドヴィンテージへ。



Ch.ド・ピュリニーのポマール、じわじわと良いんだ。
ブリュン・コランのシャサーニュ1erも甘みもあり、まさに飲み頃。きれいにたなびきます。








私の好きなアルベール・モロ。98のトゥーサンと06のトゥーロン。
2006年の方が良い。まだまだしっかりしています。








良い造り手のちゃんとしたワインは年を経てもちゃんと美味しく熟成します。
よく分かりました。が2004年はさすがにもう早く飲んだ方が良い。ジャン・グリヴォーは
さすがでした。




それにしてもブルゴーニュは恐ろしい沼だ。

前半若いワイン、後半オールドヴィンテージ。
後半に入った瞬間は若いワインの方が良いんじゃないか?と一瞬思ってしまうが、飲み進めると
古酒にずんずんはまっていき、唸りながら、ため息をつきます。


1周して2週目に入ると、若いワインたちは時間が経ちワインが開いてきて美味しくなっている!
古酒は落ちかけているものや、逆に伸びてくるもの。いろいろある。ボトル差もある。

さらに飲んでいると全部が美味しくなり、ブルゴーニュが塊となって襲いかかってきます。
それには抗えず、身をまかせる羽目になり、陶酔してしまい、帰りたくなってしまいます。
もう完全にブルゴーニュの魔の手に絡まれ抜けられません。

世界中の他のあらゆるワインよりも「ブルゴーニュが好きだ~!」と心の中で狂おしく
叫んでいるのです。


もうすぐ仕入れますので、ご紹介できると思います。
飲んでやってください。よろしくお願いいたします。



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