明日は、1月9日に亡くなった祖父の、地元でのお別れ会です。
またも、祖父の戦争の話ですみません。15年くらい前に、酒を飲みながら、聞いた話です。
祖父は、戦地で知り合った将校から、「俺の軍刀を買ってくれ。」ともちかけられたそうです。
彼曰く、「俺は、職業軍人だし、まず生きて日本には帰れないだろう。俺の刀は、無銘だが、鎌倉時代の由緒正しい名刀である。この刀には、日本の土を踏ませてやりたい。」「俺には家族がある。刀の代金は、日本に帰ってから、俺の家族に渡してくれ。」という話だったそうです。
買ったものの、軍刀など、民間人である祖父には全く無用です。田舎の実家の納屋に放り込んで、そのまま忘れていたそうです。
かなり後になって、田舎に帰った際に、「お前の刀が納屋にある。すっかり錆びて、刀身が鞘から抜けなくなっている。」と言われたので、刀を手に取ると、誰にも抜けなかった刀身が、鞘からすっと抜けたそうです。
「やはり、これは、自分が側において置くべき刀だ。」と確信した祖父は、軍刀を、東京の自宅に持ち帰りました。その刀は、今でも、実家の応接間に、無造作に置いてあります。
ジャリジャリに錆びていますが、私でも、鞘から抜けますので、「誰にも抜けなかったものが、持ち主の俺だけに抜けた。」と言う話は、祖父の酒の席での与太話だったようです。そりゃそうだよね~。伝説の「ロトの剣」じゃあるまいし。
酔うと調子に乗って、すぐそう言うことを言いたがる祖父でした。
またも、祖父の戦争の話ですみません。15年くらい前に、酒を飲みながら、聞いた話です。
祖父は、戦地で知り合った将校から、「俺の軍刀を買ってくれ。」ともちかけられたそうです。
彼曰く、「俺は、職業軍人だし、まず生きて日本には帰れないだろう。俺の刀は、無銘だが、鎌倉時代の由緒正しい名刀である。この刀には、日本の土を踏ませてやりたい。」「俺には家族がある。刀の代金は、日本に帰ってから、俺の家族に渡してくれ。」という話だったそうです。
買ったものの、軍刀など、民間人である祖父には全く無用です。田舎の実家の納屋に放り込んで、そのまま忘れていたそうです。
かなり後になって、田舎に帰った際に、「お前の刀が納屋にある。すっかり錆びて、刀身が鞘から抜けなくなっている。」と言われたので、刀を手に取ると、誰にも抜けなかった刀身が、鞘からすっと抜けたそうです。
「やはり、これは、自分が側において置くべき刀だ。」と確信した祖父は、軍刀を、東京の自宅に持ち帰りました。その刀は、今でも、実家の応接間に、無造作に置いてあります。
ジャリジャリに錆びていますが、私でも、鞘から抜けますので、「誰にも抜けなかったものが、持ち主の俺だけに抜けた。」と言う話は、祖父の酒の席での与太話だったようです。そりゃそうだよね~。伝説の「ロトの剣」じゃあるまいし。
酔うと調子に乗って、すぐそう言うことを言いたがる祖父でした。
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