ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

ゲド戦記

2007-08-24 23:34:36 | 漫画・アニメ
昨年のジブリ映画、「ゲド戦記」をDVDで借りてみた。

酷評されていた映画だけど、どうしてどうして、まあまあいい出来じゃない。
そりゃ「千と千尋の神隠し」には及ぶべくもないけど、ハウルとはいい勝負くらいじゃない。宮崎駿だってすべての作品が全部秀作って訳でもない。

監督が宮崎吾郎だから余計酷評されるのかな。
クリエイティブな才能は必ずしも遺伝するわけではない。努力と経験が必要。いきなり親父並のパフォーマンスを期待されちゃうとしたらそれはかわいそう。
それとも、息子だからいきなり監督をさせてもらえたみたいな、世襲への反発?いずれにしても、映画とは関係のない部分の要素が入っているように思う。
そりゃ、宮崎駿がずっと映画を造り続けらればいいけどさ、ジブリだって世代交代はMUST、ちょっと大きな目で見てあげたいよね。

それとも原作と違いすぎる、原作者の評価が低かったってことかな。
でも映画って所詮エンターテインメント、限られた時間の中に、分かりやすく収めねばならない。
テルーは確かにジブリのいつものヒロインになってたけど、それじゃ原作に忠実に、もっとやけどの痕を醜く描けばよかったとでもいうのか。それは違うと思う。
ストーリーだって、原作が長いんだから、はしょるのはしかたないよね。
メッセージはシンプルに、しっかり伝わってきてました。

映像はやはりジブリ、きれいだった。
これは監督というより、周囲の職人たちのおかげかな。
宮崎吾郎、くじけるな。
風評に負けず、頑張れ!
スタジオジブリ、これからもいい映画をつくってください。
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2 コメント

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そうだよね (あくび)
2007-08-25 22:21:17
きっとやっかみもあるし、宣伝も旨くなかったのかも>低評価。
気にはなっていたけど、結局劇場にはいけなかったので、DVD借りてみよ♪
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混迷の時代の自分探し (RASCAL)
2007-08-26 08:40:21
聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れ、魔法使いは魔法を忘れる、誰が世界を壊しているのか。
ドッペルゲンガーのような自分の影におびえたり、死を恐れそこから目をそらそうとしたり。
ストーリーはちょっと単純だけど、2時間という限られた映画の時間の中である程度の解決をつけるためには、仕方がない。
よく出来た映画だと思います。
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