ラブストーリー

夏風邪がなかなか抜けない。
今日は休みの取引先も多く、これといって重要な仕事は入っていないので、無理せずに会社をお休みさせてもらう事にした。
といって寝込むほどでもなく、かといってもちろん走るほどの元気もないので、ビデオを２，３本借りて家で大人しくしていることにした。

ちょっと気になっていた映画があったので、借りてきた。
「ラブストーリー」、日本では、昨年の冬に上映された韓国映画である。
私は出張時の機内で映画を見ることが多く、この映画も香港出張の帰りにウルウルしながら見ていたのだが、あいにく映画終了30分前くらいに飛行機が日本に着いてしまい、ラストを見ぬままに１年間が過ぎてしまった。
（上海、香港の出張はこういうケースが多い。「君に読む物語」もラストをまだ見ていない。）
日本でのキャッチコピーは「真実の愛は、一生に一度だけ」、思いっきりの純愛物である。
娘と、その母親の純愛が時代を超えて交錯する、ちょっと前のＴＶドラマ「東京湾景」のような話である。（もちろん「東京湾景」の方がパクり。）
身分違いとか、恋人の死とか、奇蹟のような偶然とか、韓国映画によくあるパターンだが、映像は綺麗だし、時代背景とか、心理描写とかも実に繊細だし、みずみずしくて、切なくも楽しい、良い映画だと思う。
ソン・イェジンが娘と母親の一人二役、清楚でカワイイ。
母親の恋人役が、今上映中の話題作「マラソン」の主人公の彼（誰だっけ？）で、なかなかの好演である。
ラストまで見れて、1年ぶりにすっとした。