ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

同調圧力の正体

2021-05-28 09:25:02 | コロナウィルス
最近の世論調査の数字を見ると、おおむねオリンピック開催賛成が約30%、延期・中止が70%、でもTV報道を見ているとまるで日本人全員が反対しているかのようです。

思えばコロナ前まではこの比率が逆で、オリンピック開催反対の方が30%くらいでした。でもマスコミ関係者や芸能人で開催反対の立場を取られる方はほとんどいなかったし、開催に反対する方々の意見もマスコミで取り上げられることはほぼなかったように記憶しています。
当時、オリ反対の方は、同調圧力を感じて、口をつぐまざるを得なかったのでしょうね。
改めて、自分と違う意見の方に対し、SNS等で決して批判はすまいと、強く思った次第です。

当時から開催に反対をされていた方は、今でももちろん反対でしょうから、当時賛成をしていた70%のうち半数強の40%の方が賛成から反対に回ったということになります。
7割を取れば、3割の声はほとんど圧殺される。この国において、国全体が一色に染まるってのは、割と容易に起こりうることなのだなと思えます。

私が、私の友人の意見を見聞きする限りでは、最初から反対の立場をとっていた人は、価値観の相違はあるものの、見解はそれなりにしっかりしていて、agreeはしないけどunderstandはできるものです。
一方で、中間のブレやすい方たちの判断基準は、おおむね科学的ではなく、むしろかなりエモーショナル。自分の頭で深く考えることなく、ジャーナリズムに大きく左右されるところが大きいのかなと思います。

他人と違うことを嫌うのは、日本人の国民性なのでしょう。
ジャーナリズムの健全さが、この国の未来にとって重要事項であるなあと、改めて思った次第です。
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