ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

「コクリコ坂から」

2011-07-27 00:56:14 | 漫画・アニメ
「コクリコ坂から」見てきました。

このところにジブリ映画って、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「ゲド戦記」「崖の上のポニョ」、魔法使いとか、妖怪とかかが出てくるファンタジーが続いていました。
昨年の「借り暮らしのアリエッティ」も、地味だけど、ヒロインは小人だったし。
今回の「コクリコ坂から」は、流れで言えば「思ひ出ぽろぽろ」「耳をすませば」、完全に日常、普通の生活を描いたもの。

舞台は昭和30年後半の横浜、ヒロインは高校2年生の少女、海。
まだ日本が貧しいけれど若さに溢れて元気だった時代。
高度成長期が始まって、世の中が新しく作り変えられて、価値観が転換しようとしていた時代。
テーマは、、やっぱり人を好きになること?
登場人物は、みな元気で、前向きな善人、この時代の日本を見ていると、こっちまで元気になります。

最近のアニメって、CG全盛で、ディズニーなんて3Dばっかりですよね。
このアニメって、しっかり、アナログで画を描いている。
背景は、詳細な時代考証が元になっているのでしょう、丁寧に、風景画のように書き込まれている。
人物は、シンプルで、でも生き生きしている。

宮崎吾朗監督、前回の「ゲド戦記」はあまり評判が良くなかったけど、これ、良い出来ジャナイデスカ。
地味だけど、ほろっとさせられて、元気ももらえたような、そんな映画でした。
まだ見ていない人のためにネタバレは避けますが、これ、お勧めです。

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