1月は足の調子が悪くてあまり走れなかったので、その腹いせに19冊も読んでしまいました。
◆「人間失格」(太宰治)
◆「坊っちゃん」(夏目漱石)
購入した電子書籍リーダーの青空文庫(無料)で読みました。
「人間失格」の主人公には全く共感できませんでしたが、精神を病んだ主人公のお話と思えば、これはこれで美しい小説と思います。
「坊っちゃん」は中学生以来の再読、「こころ」「門」「それから」と、無駄に暗いのを読んでいたので、漱石ってこういうのもかけたんだと改めて思いました。
◆「夜のピクニック」(恩田陸)
鍛練歩行祭がランナーの自分のツボにはまった。
以前に多部ちゃんの映画を見て「いいなっ」って思ってましたけど、本もいい。
◆「新世界より」(上)(中)(貴志祐介)
アニメに追いつきました。でも、性に関する描写とか、アニメではぼかしてあったから、本を読んでみて初めて理解できた部分も多かった。
念力を持った人類が殺し合い、人口が数十万人になってしまった1000年後の日本、大人に危険性があるとみなされた子供は人知れず間引きされてしまう世界。仲間を亡くし、二人っきりになってしまった覚と早季、さあ、下巻はどうなる、、アニメの進行に合わせて2月中旬くらいから続きを読もうと思います。
◆告白(湊かなえ)
自己中な登場人物たち、修哉から始まった悪の連鎖、でも一番歪んじゃったのは、娘を殺された悠子先生か。
怖い、救いのない話です。
◆共喰い (田中慎弥)
作品よりも受賞態度が話題となった著者の芥川賞受賞作が早くも文庫本になっていたので、買ってみました。
芥川賞でここまでエログロいのって、「蛇にピアス」以来?
「蛇にピアス」は非日常的アウトローだったけど、これは何とも貧相な、でも現実味のある、臭ってきそうな作品。
これが純文学ってものでしょうか。顔をしかめないと読めない作品かも。
◆植物図鑑 (有川浩)
見ず知らずの男を家に上げ、あまつさえ本名も告げられないまま同居させてしまうガードの甘い女と、その女に3ヶ月も指一本触れない男、まさに草食系、ありえねーと思ってしまうのは、あまりに男目線でしょうか。
有川さん、「図書館戦争」みたいな体育会系バカップルのラブコメも良いけど、こういうのも良いですね。
◆あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上)(下)(岡田麿里)
秩父市を聖地巡礼してしまうほど、「あの花」ファンの自分です。
ノベライズ本、ロケットの打ち上げなどアニメと違うところもあり、端折っちゃった感がありましたが、劇場版にはちょうどいいかな。
アニメは録画して永久保存版にしてありますが、夏公開予定の劇場版も絶対見に行きます。
◆灼眼のシャナSIII (高橋弥七郎)
久々のシャナ、これで本編22巻、別巻4巻、全て読了、100kmマラソンを完走した気分です。
◆磐舟の光芒―物部守屋と蘇我馬子(上)(下) (黒岩重吾)
黒岩さんの歴史小説も、卑弥呼、ヤマトタケル、神宮皇后、雄略天皇、継体天皇と読んで、やっと6世紀の後半、物部守屋まできました。
継体天皇擁立では共闘した蘇我・物部が一転権力抗争に突入、歴史の結末は中学生でも知っている。
起死回生のクーデター策も愚昧な穴穂部皇子のせいで不発。時の流れに迎合せず、最後は名門氏族としての矜持に殉じた物部守屋。覚悟の敗者は悲壮で美しい。
◆聖徳太子―日と影の王子 (1) (黒岩重吾)
蘇我・物部戦争から始まる、時代的には前に読んだ「磐舟の光芒」の続き、蘇我馬子が完全に権力を掌握、大王を傀儡にしてしまった時代。厩戸も、馬子に目をかけられながら、刀自古郎女との婚姻、母親の再婚と馬子に巻き取られていく。厩戸がどう出るか、は以下次巻。
◆古代史を読み直す(黒岩重吾)
小説で言えば「鬼道の女王卑弥呼」「女龍王神功皇后」「ワカタケル大王」「北風に立つ-蘇我稲目と継体戦争」「磐舟の光芒」まで、黒岩重吾が、作者自ら小説の背景になった時代と自分自身の歴史観を語る内容。既読の小説の再確認になりました。
◆ポーツマスの旗 (吉村昭)
今更ながら、日露戦争が、実にギリギリの勝利だったこと、そしてその勝利が、陸海軍のみならず、政治家や外務官僚といったエリートたちの叡智と献身的な努力があってこそのものであったことに感動、感激です。
それに比べ、大衆やマスコミは近視眼的で、感情的で、しょうもないですね。この当時も、大東亜戦争前夜も、そしておそらくは今も。
◆聞く力―心をひらく35のヒント (阿川佐和子)
昨年のベストセラー本ということで、アガワ流ポジティブ・リスニングのハウツー本と思いきや、どっちかというと、インタビューを題材にしたエッセイ、でしょうかね。インタビュー術もですけど、彼女の気取らない、軽妙な文章力に感心。
◆鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール(野口嘉則)
「泣ける」という書評が多かったので読んでみました。
さすがに泣けはしませんでしたけど、素直に共感しました。
私も「自分の周りで起こる自分に不都合なことは、全て自分のとったコミュニケーションの結果である」と思うようにしています。
◆ソーシャルメディアマーケター美咲 2年目(池田紀行)
ソーシャルメディアリスクに関する講演会で、参考図書としてもらった。専門用語が飛び交う難しい問題だけど、小説仕立てなので最後まで読めました。
◆「人間失格」(太宰治)
◆「坊っちゃん」(夏目漱石)
購入した電子書籍リーダーの青空文庫(無料)で読みました。
「人間失格」の主人公には全く共感できませんでしたが、精神を病んだ主人公のお話と思えば、これはこれで美しい小説と思います。
「坊っちゃん」は中学生以来の再読、「こころ」「門」「それから」と、無駄に暗いのを読んでいたので、漱石ってこういうのもかけたんだと改めて思いました。
◆「夜のピクニック」(恩田陸)
鍛練歩行祭がランナーの自分のツボにはまった。
以前に多部ちゃんの映画を見て「いいなっ」って思ってましたけど、本もいい。
◆「新世界より」(上)(中)(貴志祐介)
アニメに追いつきました。でも、性に関する描写とか、アニメではぼかしてあったから、本を読んでみて初めて理解できた部分も多かった。
念力を持った人類が殺し合い、人口が数十万人になってしまった1000年後の日本、大人に危険性があるとみなされた子供は人知れず間引きされてしまう世界。仲間を亡くし、二人っきりになってしまった覚と早季、さあ、下巻はどうなる、、アニメの進行に合わせて2月中旬くらいから続きを読もうと思います。
◆告白(湊かなえ)
自己中な登場人物たち、修哉から始まった悪の連鎖、でも一番歪んじゃったのは、娘を殺された悠子先生か。
怖い、救いのない話です。
◆共喰い (田中慎弥)
作品よりも受賞態度が話題となった著者の芥川賞受賞作が早くも文庫本になっていたので、買ってみました。
芥川賞でここまでエログロいのって、「蛇にピアス」以来?
「蛇にピアス」は非日常的アウトローだったけど、これは何とも貧相な、でも現実味のある、臭ってきそうな作品。
これが純文学ってものでしょうか。顔をしかめないと読めない作品かも。
◆植物図鑑 (有川浩)
見ず知らずの男を家に上げ、あまつさえ本名も告げられないまま同居させてしまうガードの甘い女と、その女に3ヶ月も指一本触れない男、まさに草食系、ありえねーと思ってしまうのは、あまりに男目線でしょうか。
有川さん、「図書館戦争」みたいな体育会系バカップルのラブコメも良いけど、こういうのも良いですね。
◆あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上)(下)(岡田麿里)
秩父市を聖地巡礼してしまうほど、「あの花」ファンの自分です。
ノベライズ本、ロケットの打ち上げなどアニメと違うところもあり、端折っちゃった感がありましたが、劇場版にはちょうどいいかな。
アニメは録画して永久保存版にしてありますが、夏公開予定の劇場版も絶対見に行きます。
◆灼眼のシャナSIII (高橋弥七郎)
久々のシャナ、これで本編22巻、別巻4巻、全て読了、100kmマラソンを完走した気分です。
◆磐舟の光芒―物部守屋と蘇我馬子(上)(下) (黒岩重吾)
黒岩さんの歴史小説も、卑弥呼、ヤマトタケル、神宮皇后、雄略天皇、継体天皇と読んで、やっと6世紀の後半、物部守屋まできました。
継体天皇擁立では共闘した蘇我・物部が一転権力抗争に突入、歴史の結末は中学生でも知っている。
起死回生のクーデター策も愚昧な穴穂部皇子のせいで不発。時の流れに迎合せず、最後は名門氏族としての矜持に殉じた物部守屋。覚悟の敗者は悲壮で美しい。
◆聖徳太子―日と影の王子 (1) (黒岩重吾)
蘇我・物部戦争から始まる、時代的には前に読んだ「磐舟の光芒」の続き、蘇我馬子が完全に権力を掌握、大王を傀儡にしてしまった時代。厩戸も、馬子に目をかけられながら、刀自古郎女との婚姻、母親の再婚と馬子に巻き取られていく。厩戸がどう出るか、は以下次巻。
◆古代史を読み直す(黒岩重吾)
小説で言えば「鬼道の女王卑弥呼」「女龍王神功皇后」「ワカタケル大王」「北風に立つ-蘇我稲目と継体戦争」「磐舟の光芒」まで、黒岩重吾が、作者自ら小説の背景になった時代と自分自身の歴史観を語る内容。既読の小説の再確認になりました。
◆ポーツマスの旗 (吉村昭)
今更ながら、日露戦争が、実にギリギリの勝利だったこと、そしてその勝利が、陸海軍のみならず、政治家や外務官僚といったエリートたちの叡智と献身的な努力があってこそのものであったことに感動、感激です。
それに比べ、大衆やマスコミは近視眼的で、感情的で、しょうもないですね。この当時も、大東亜戦争前夜も、そしておそらくは今も。
◆聞く力―心をひらく35のヒント (阿川佐和子)
昨年のベストセラー本ということで、アガワ流ポジティブ・リスニングのハウツー本と思いきや、どっちかというと、インタビューを題材にしたエッセイ、でしょうかね。インタビュー術もですけど、彼女の気取らない、軽妙な文章力に感心。
◆鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール(野口嘉則)
「泣ける」という書評が多かったので読んでみました。
さすがに泣けはしませんでしたけど、素直に共感しました。
私も「自分の周りで起こる自分に不都合なことは、全て自分のとったコミュニケーションの結果である」と思うようにしています。
◆ソーシャルメディアマーケター美咲 2年目(池田紀行)
ソーシャルメディアリスクに関する講演会で、参考図書としてもらった。専門用語が飛び交う難しい問題だけど、小説仕立てなので最後まで読めました。
「人間失格」は高校一年の時に読みました。当時の本をまだ持ってます。
文庫ですからかなり紙の色が変わってますが。
何回も引っ越ししているので、本は無くなっちゃってますけどね。