ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

「全力坂」その1(新宿区編)

2009-08-22 21:19:29 | ランニング
こんにちは。坂道フリークのRASCALです。
今年の奥武蔵ウルトラマラソン以来、よさげな坂を見ると走りたくなります。

テレ朝に「全力坂」という番組があります。
女の子が坂をハアハアいいながら駆け上がる、それだけなのですが、つい、自分もやってみたくなる、そんな番組です。

東京は、日本一広い関東平野の中心部にありながら、徳川家康によって大規模な開墾が行われるまでは寒村のままでした。
未開発だったのは、東側が低湿地、西側は平野にしては丘や小山が多かったから、と言われています。
私の住んでいる新宿区西部も、妙正寺川、神田川の北側はかなり急な坂、南側は緩やかな坂になっています。
この辺りは、太田道灌の山吹の里伝承の地とされています。
今は大地を削られ、アスファルトに覆われていますが、昔は武将が馬で駆け回る山里だったわけです。
今日は、古に思いをはせながら近所をジョグ(ただし坂はマジ走り)してみました。

まずは落合近辺の坂
下落合にある「相馬坂」、この坂も実に走りたくなる坂である。

全長約300m、高低差約10m。
右手にはおとめ山公園、この公園一帯が相馬様の屋敷だったために、この名前があるそうです。
この辺りには、未だ野生の狸が住んでいるらしい。
きっと江戸時代には、人より狸の方が多いような、そんな土地だったのでしょう。

「相馬坂」とほぼ平行してはしる「七曲坂」、この坂も実に走りたくなる坂である。

全長約300m、高低差約15m、その名の通り、曲がっています。
急すぎず、緩すぎず、なかなか爽やかな曲がりっぷりで、ランナー心を誘います。

今度は早稲田方面へ
「甘泉園」、斜面を利用してつくられた、きれいな日本庭園です。


その上側が「水稲荷神社」、へんな名前の神社です。
狐の顔も怖い。


新目白通りから早稲田通り方面へ、こんな坂がありました。
この坂も実に走りたくなる坂である。

全長約400m、高低差約10m、坂と言うより通りの名前か。

今度は早稲田通りから大久保通りへ向かって。
「夏目坂」、この坂も実に走りたくなる坂である。

全長200m、高低差約5m。
夏目漱石の父親がこの辺の名主だったらしい。
この坂を上ったところに、この春に亡くなった友人のお墓があります。
しばしお参りがてら小休止。

新宿区戸山にある「箱根山通り」、この坂も実に走りたくなる坂である。

全長約600m、高低差約25m、隣接する戸山公園に箱根山という小高い丘があるところから、この名前が付いたと思われます。
人通りも少なく、坂道練習には最適。

大久保通りから諏訪通りへ、諏訪神社には縁日が出ていました。

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