ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

「モネ展」と「ジヴェルニーの食卓」

2015-09-30 08:59:51 | その他
9月28日をもって退社、新しい会社は10月1日からですので、2日間のつかの間の休息。
どうせなら何か心が豊かになることをと思い、思い立って、上野の都美術館に「モネ展」を観に行ってきました。


平日なのでガラガラだろうと思ったら、これが意外に混んでいる。
15分くらい並んで当日チケットを購入しました。


最初に展示されていたのが自分の家族、カミーユ夫人や長男のジャン、次男のミッシェルを描いた画。
そして義理の娘、ブランシュ・モネが書いた画。
そうだよねー、原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」という短編で読みました。
モネの後半生は、ジヴェルニーというフランスの田舎で、モネの先妻の息子2人と後妻の連れ子6人の家族10人で暮らしてたって。
元パトロンの妻と再婚したいきさつも。

庭と池を作って、そこをアトリエにして、あの名画の連作「睡蓮」が生まれたって。
実際に作品を見てみて、あの小説が自分の頭の中で動きだした。

でも、一番インパクトがあったのは、初期の作品、「印象、日の出」。
小さな画なんだけど、淡い色調の中で、オレンジ色の太陽が際立っている。

睡蓮やしだれ柳や橋、ジヴェルニーの庭を描いた晩年の作品は、うーん、モネには庭がこういう風に見えていたってことでしょうね。
光の洪水というか、白内障を患っていたというから、その影響もあるのかな。

モネを堪能した後は、上野公園をぶらぶら散歩。





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