「早稲田松竹」はいわゆる「名画座」「二番館」、過去の名作や封切館で公開を終えた作品を格安に上映する映画館です。
私が高校生、大学生の頃は、新宿や渋谷にもこの手の映画館がたくさんあったのですが、今は都内では数えるほどになってしまいました。わざわざ映画館まで行かなくとも、昔の映画を観る手段はいろいろありますもんね。
そんな「早稲田松竹」で昨年12月に封切りされた「月の満ち欠け」が上映されました。
一部の映画館ではまだ上映中の作品がここで上映されるのは異例中の異例。
映画のあらすじは、三角哲彦との禁断の恋が成就することなく事故死してしまった正木瑠璃が、全く別の夫婦の子どもとして生まれ変わるが、18歳になって哲彦に会いに行く途中で事故死、すると瑠璃は事故死した娘の親友の子どもとなって転生し、さらに哲彦に会いに行こうとするファンタジー。
大学生だった哲彦が瑠璃と初めて出会ったバイト先が高田馬場のレコード店(原作ではレンタルビデオ屋)で、この「早稲田松竹」も、映画好きの瑠璃が頻繁に訪れ、二人がデートする場所として登場します。
映画の製作が松竹だったこともあり、実際の映画でも「早稲田松竹」でロケが行われた縁で、今回の特別上映となったとのこと。
ちなみに同時上映は2月13日までが、瑠璃だ好きだと言っていた「アンナ・カレーニナ」、2月14日以降は、これまた劇中で使われた小津安二郎の「東京暮色」。
配役は、なかなか生まれ変わりを信じられない主役の小山内堅に大泉洋さん、その妻の小山内梢が柴咲コウさんで生まれ変わりの娘、小山内瑠璃役が菊池日菜子さん、恋に落ちた人妻正木瑠璃が有村架純さんでそのお相手の大学生・三角哲彦が目黒蓮さん、ちょっと怖い正木瑠璃の夫・正木竜之介役に田中圭さん、なかなかの豪華キャストです。
もちろん映画の脚本用に細部はかなり書き換えられていましたが、大筋はかなり原作に忠実。
とにかく有村架純と目黒蓮のシーンが美しかった。
二人の恋愛は80年代の設定なので、高田馬場の駅前は現地ロケではなくセットだそうで、全然分からなかった、
確かに、ドンキのある今の駅前広場とは全然違う、なんとも大掛かりなセットを作ったものです。
実は高田馬場は私の家からほど近い地元。早稲田松竹以外にも、神田川沿いの道や踏切、リーガロイヤル東京ホテル等、自分のなじみの場所がたくさんスクリーンに登場しました。
とにかく原作を尊重しながらも、美しくも切ない、ハラハラドキドキ、涙を誘う作品に仕上がっていて、映画には大満足でした。
実は、早稲田松竹には初めて入館しました。シートはゆったり、ふかふかで座り心地も良い。また来ようかなと思わせる、快適な映画館でした。
今回は特別上映ということでほぼ満席でしたが、普段はどうなのかな。
こういう名画座、なくならずに頑張ってほしいです。
私が高校生、大学生の頃は、新宿や渋谷にもこの手の映画館がたくさんあったのですが、今は都内では数えるほどになってしまいました。わざわざ映画館まで行かなくとも、昔の映画を観る手段はいろいろありますもんね。
そんな「早稲田松竹」で昨年12月に封切りされた「月の満ち欠け」が上映されました。
一部の映画館ではまだ上映中の作品がここで上映されるのは異例中の異例。
映画のあらすじは、三角哲彦との禁断の恋が成就することなく事故死してしまった正木瑠璃が、全く別の夫婦の子どもとして生まれ変わるが、18歳になって哲彦に会いに行く途中で事故死、すると瑠璃は事故死した娘の親友の子どもとなって転生し、さらに哲彦に会いに行こうとするファンタジー。
大学生だった哲彦が瑠璃と初めて出会ったバイト先が高田馬場のレコード店(原作ではレンタルビデオ屋)で、この「早稲田松竹」も、映画好きの瑠璃が頻繁に訪れ、二人がデートする場所として登場します。
映画の製作が松竹だったこともあり、実際の映画でも「早稲田松竹」でロケが行われた縁で、今回の特別上映となったとのこと。
ちなみに同時上映は2月13日までが、瑠璃だ好きだと言っていた「アンナ・カレーニナ」、2月14日以降は、これまた劇中で使われた小津安二郎の「東京暮色」。
配役は、なかなか生まれ変わりを信じられない主役の小山内堅に大泉洋さん、その妻の小山内梢が柴咲コウさんで生まれ変わりの娘、小山内瑠璃役が菊池日菜子さん、恋に落ちた人妻正木瑠璃が有村架純さんでそのお相手の大学生・三角哲彦が目黒蓮さん、ちょっと怖い正木瑠璃の夫・正木竜之介役に田中圭さん、なかなかの豪華キャストです。
もちろん映画の脚本用に細部はかなり書き換えられていましたが、大筋はかなり原作に忠実。
とにかく有村架純と目黒蓮のシーンが美しかった。
二人の恋愛は80年代の設定なので、高田馬場の駅前は現地ロケではなくセットだそうで、全然分からなかった、
確かに、ドンキのある今の駅前広場とは全然違う、なんとも大掛かりなセットを作ったものです。
実は高田馬場は私の家からほど近い地元。早稲田松竹以外にも、神田川沿いの道や踏切、リーガロイヤル東京ホテル等、自分のなじみの場所がたくさんスクリーンに登場しました。
とにかく原作を尊重しながらも、美しくも切ない、ハラハラドキドキ、涙を誘う作品に仕上がっていて、映画には大満足でした。
実は、早稲田松竹には初めて入館しました。シートはゆったり、ふかふかで座り心地も良い。また来ようかなと思わせる、快適な映画館でした。
今回は特別上映ということでほぼ満席でしたが、普段はどうなのかな。
こういう名画座、なくならずに頑張ってほしいです。
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